剣客商売の説明風三人称
砂漠の中から巨大なゴーレムが現れたが、それをエリーナは一蹴した。彼女の全開の魔力で展開された八首の竜は、ほんの数秒でゴーレムを屠り溶かしきってしまったのだ。彼女の力をわきまえているカレントによって周囲に人がいないことを確認済みであったが、もしこれを人の多いダンジョンで繰り出したなら、その被害は想像を絶するものであろう。
ゆえにエリーナは日頃魔力よりも「手加減」に消耗しているのだ。
(こんなやつに、よく昔の俺は勝てたもんだ……)
とカレントもほとほと呆れるような気持ちだ。あの時は迷宮式ダンジョンの中で、彼女も本気を出せなかったのであろう。
戦闘のあと、暴れ足りないエリーナは八首竜を操ってカレントをおちょくったが、「ホントに死ぬとこだったぞ!」と後にひどく叱られた。ふん。ちゃんと死なないように遊んでたわよ……
33行、10分
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます