サイコパス
事件
「ねぇ、蓮君。僕らと一緒に遊ばない?」
公園の砂場で遊んでいる顔見知りの男の子に僕はそう話しかけた。
「うん」と男の子は元気よく答えた。
「じゃあ、裏山で遊ぼう!」
僕がそう言うと、男の子はつまらなそうに口を尖らせた。
「裏山は何もないよ」
すると、村上が僕の発言をフォローした。
「実はね、裏山の頂上には、とても大きなブランコがあるんだよ」
「えっ。じゃあ行く」
そう言うと、男の子は目を輝かせた。それから、僕たちは三人で裏山に登った。そして山の中腹まで来たところで、は道を外れ、茂みに入ると立ち止まった。
「ねぇ、ブランコはどこにあるの?」
男の子は僕たちに不思議そうに訊ねた。すると、村上は男の子の顔面を殴った。そして馬乗りになると、首を絞めて男の子を殺した。それから、僕たちは用意したスコップで穴を掘り、そこに男の子の遺体を埋めた。
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