僕は死ぬことにした。
ㅤ僕がいないと君は生きていけないのだと確信する何かが無いともう一日たりとも生きていけないので、僕は死ぬことにした。
ㅤもしも君が僕のことなど忘れて未来を得たとしてもそれを僕が知るよしはない。知らないことは起こらなかったことと同義だ。僕はただ未来への期待と希望を持ってして君に望みを抱きつつ明日を迎えないことができればそうすることが明日を生きる唯一の手段なのだから。だから僕は死ぬことにした。微笑む君にかけるべきさよならを飲み込んでおやすみと告げる。
ㅤ明日、明日、明日。
ㅤ迎えるべき希望と期待を胸に向かった寝室で首を吊っている君を見て、来るべき明日が閉ざされたことを知った。
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