宝石少女の短い生涯

仲仁へび(旧:離久)

プロローグ




 その少女は宝石を生み出す少女だ。


 願えば願っただけ、手に入れることができる。


 しかしのその代わり、寿命を削ることになる。


 だから少女は、宝石を生み出すことに慎重。


 けれど、慎重であっても、決してやめることはしなかった。


 どんなに寿命が削れていくとしても、その少女は宝石を生み続ける。


 そんな少女を心配する少年がいた。


 少年はいつも少女の事をきにかけるが、少女はついに最後まで命を削り続けてしまった。


 少女はなぜ、そうまでして自分を犠牲にしてしまったのだろうか……。



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