夢の中まで

ももいくれあ

第1話

ソラを飛んでいた。

とっても低い、低空飛行。

地面スレスレの位置を、

パタパタと少しずつ進んでいた。

時々木の上の方まで上がって、

もっと高く、高く、高く。

ウミが見えた。

気持ちがいい。

森の中に入りそうで、

途中でやめて、それでも飛んだ。

そんな風に、

自由か不自由かわからない飛行。

悪くないな。って

何度も繰り返した。

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