第29話誇大妄想癖

 「彼は身長180?、70kgですが、機敏に動けるそうです。」


「で、ケンカがボクサー並に強いと思ってます。」


「視力は左右0.01以下です、牛乳瓶の底のような丸メガネだったようです。」


書類に眼を落として従順に読み上げていた。


「容姿はイケメン、ファッションはトレンディらしいのですが、何時もは詰襟の学生服だったそうですね・・・。」


「サル以下のナルシストでしょうか、酉島係長?」


「そうだな…。」腕組みを外し手指を組み両肘をデスクに置いた。


「犯罪者の中に一人は存在する誇大妄想癖だろう。


以降の取り調べには細心の注意を払う事だな北条主任?」


上目遣いの酉島は精悍な顔立ちで堀が深い。

彼の性癖は、迷彩模様の長いパンツを脱いだ女の後ろから突き上げるのが好きだった。


 時子は、酉島の命令には身体を震わせて要望に応えようとしていたのが、酉島のサディスティックの心根に火を点けて、在らぬ方向からのイージス艦的な愛撫に翻弄されていた。


 裸の尻と背中を脊柱起立筋が脊柱を挟んで両サイドに均等に成長していた。

 張りのある若い筋肉の盛り上がりは、そそる女体がくねり、突き上げた尻の孔と女の窪みを惜し気もなく全開に披露していた。

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