07日目 これって育児放棄みたいだな
今日は今日とてお姉ちゃんの息子、言わば甥ですね。確か名前は渉?だったかな、その子を1日面倒を見てくれと姉に頼まれたので仕方なく子守りをすることになったんですよ。僕は近くのおもちゃ屋で渉くんぐらいの年齢の子が喜びそうなおもちゃを探しました。ちなみに渉くんは7歳ですたしか。そこで現在幼児に人気の戦隊モノのおもちゃを買うことに決め、2000円と少し痛い出費だったがよく出来た弟を演じるため必要経費だと割り切ることにしました。家につき時間を確認しました。確か渉くんが来るのは10時からだったのであと15分ってところですね。軽く部屋を掃除してから玄関前で待つことにしました。すると前から渉くんらしき子と手を繋いだ中学生ぐらいの姉に似た子が立っていました。とこかで見たような気がするが全く思い出せませんでした。その子と渉くんは軽くお辞儀をしてくれました。僕は軽く混乱しながらも2人を家に入れ、付いてきた子と話をすることにした。どうやらこの子は椿ちゃんと言い渉くんの姉らしいです。歳は14才で中学2年生だそうです。なんとも気まずい空気なので僕は渉くんに今朝買ってきたおもちゃを弥くんに渡しました。すると渉くんは大層喜んでくれました。その姿が可愛くてつい数回頭を撫で撫でしました。これぞ出来るお兄ちゃんって感じです。けどさっきから後ろの椿ちゃんが嫉妬の目で見てきます。多分自分の可愛い弟がどこぞの知らないお兄さんに甘やかされてるのが悔しいのでしょう。僕は起点を効かせ椿ちゃんの頭をポンポン軽く叩き、台所に移動し親友のタケルに子守りは得意かメッセージを送って聞いてみた。案の定不得意と断られたのでみっちゃんに聞こうとした、が。みっちゃんを僕の家でフリーにするのは気が引けるので、灰原さんに連絡することにした。すぐ近くに住んでいるらしく、『すぐに行きます』と返信が返ってきた。灰原さんは別に悪い子ではなさそうだし何気に面倒見が良さそうと確信しています。2人に今から友達が面倒を見てくれると説明し、タケルの家に遊びに行こうと玄関に向かったら、ふと椿ちゃんが僕の服の袖を掴んだんです。なんだろうと思ったら、その友達は女の人ですかと聞いてきた。そうだよと答えると、椿ちゃんは次に彼女かどうか聞いてきた。椿ちゃんには関係ないですよと言って、家を後にしました。僕はタケルの家で1日を過ごしました。子守りなんて面倒なだけですので。そういえば灰原さんに僕の家の住所教えてなかったな。今日はここまでですね。また明日。それじゃあ
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