置手紙
天海創達
一枚目
今年の夏は何もしなずに堕落に満ちた生活を続けた。いつまでたっても変わることはなく、僕は今日もさよならも言えずに目を瞑る。
最後の冬、とてもとても多忙な生活だった。いざとなると人間のすることは、流星群の時期の宇宙塵のように浮かぶ。
今日こそさよならを言える。僕は最後の光を瞼で遮った。
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