第26話 よりそう心
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千尋side
「では、これで調印完了だ。ボス、今後ともよろしくお願いします」
「…よろしくお願いします」
複雑そうな昴が総監と握手してるが、これでスタートラインに立てたかな。
「流石に手書きはまずいのできちんとやり直そう。後で連絡します。さて、ケジメをつけましょう。楠…」
「はい…」
楠は昴の連絡役だった奴だ。降格処分で彼は交番勤務になるらしい。微妙な顔してるな。
蒼の後ろに立った昴に土下座してる。
蒼の足元にいるのが気に食わん。手を握って引き寄せる。
蒼が警戒したまま、手のひらをギュッと握ってる。
「申し訳…ありませんでした」
「私からは何も言いません。処分に従って、真摯にに勤めてください」
楠が弾かれるようにガバッと顔を上げて妙な気配だ。目がぎらついてる。
蒼の足元目掛けて手に持った筒を振り上げ、それを下ろして来る。
「クソッ!!」
蒼を抱きしめてそれを防ぎ、ソファーをバネにして慧が飛んで蹴り上げた。
派手に転がり足が持ち上がる。思いっきり蹴ったな。
「いてて…」
太ももに注射器が刺さってる。半分くらい入ったか…。抜き取って、テーブルに乗せた。
「チヒロ!!」
蒼がドレスを翻しながら膝の上に乗って、裾を引き裂き太ももを縛り付けてくれる。ぎっちり閉められて、足先に痺れが広がる。
体がでかいからすぐには効かないだろうけど…参った。
「成分を調べる…少し待て」
相良が注射器の中身を試験管に入れて調べてる。用意がいいな…。
楠は怒りの形相で昴に捻り上げられてる。
「ごめんね、スーツさん」
蒼がスラックスを引き裂いて、傷口を露出する。
「蒼…?だ、ダメだ!やめろ!」
俺の傷口に吸い付いて、蒼がぺっと吐き出す。
ばか!毒だったらどうするんだ!慌てて羽交締めにして、シャツの袖口で口を拭う。
あれだけ口にするなって言ったのに…。蒼はホントに聞いてくれないんだからもう!
「ダメだって言ったのに…」
「うーうー…」
蒼が不満げに腕の中で呻いてる。
可愛いけど、ダメ。離さないぞ。
ふと、嗅いだことのある匂いが鼻につく。
甘く漂うシナモンのような…この独特な匂い。毒じゃない。
「慧!撃つな!」
昴が銃を構えた慧を抑える。しまった。蒼が口にした事で慧がキレた。昴は足一本で楠を押さえてるのが怖い。
「何を刺した!中身は何だ!ぶっ殺してやる…!」
「二人とも落ち着けって」
楠が警視総監たちに抑えられて呻いてる。
本当に!最初からそうしてくれよ!
「慧、毒じゃない。落ち着けって」
「何を…刺されたんだよ!」
慧が仄暗い顔のまま銃を下ろした。語尾が危うい。ガチギレの時の癖だ。
「今日話したホルモンを排出させる女性用媚薬だ。即効性はないが筋弛緩薬が含まれてるっぽい。力が入らなくなってきた」
「は?なんだよそれ。警察官はバカなのか?」
確かにバカだな。何してんだマジで。
「解毒薬は?」
総監が慌てて聞いてるが、もしかしてうっかりさんか?毒じゃないって言ってるだろ。
「毒じゃないからねーよ!くそっ。本来そこにいるのは俺だった。なんでお前なんだ!昴!ふざけんなよ!!」
カッチーン。頭に来た…。身体中の熱が頭部に集まっていく。蒼の体重が体にのしかかってきて、薬が効き始めたのがわかる。余計に腹立たしい。
「ふざけてるのはお前だ。昴でなければお前なんか慧にやられて一日で殉職だ」
「なっ」
「千尋さん、お、落ち着いて…」
「千木良は黙ってろ。
連絡役も満足にできない奴がこの組織で何を為せると思う?昴の体に刻まれた傷を一つでも知っているのか?
心も体も傷だらけになって、何度闇に染まりそうになったか想像がつくのか?
自分の命を守るだけじゃない。俺たちは守るべき人をこの手で殺してきたんだ。
お前はその罪を負えるのか?その屍に頭を垂れず、深淵から引っ張り続けてくる亡者たちを振り切れるのか!!」
楠が…項垂れる。俺は頭に血が上っておさまらん。俺も薬が効いてきたのか?女性用だからそこまで効かないはずだが。
「一発入れるだけじゃ済まないが、お前には殴られる価値もない。
血の海に沈んでも、昴は一つとして正義の色を変えなかった。
日本のために命を賭した者に口を開く資格もない。自分自身が大切なだけのお前にはな。」
息が荒くなった俺の胸元で、蒼が胸をすりすり、撫でてくれる。
眉を顰めて、辛そうな顔で俺の事を心配してるのが分かった。
頭に上った血が散って、蒼の瞳を見つめ返す。
ほのかに琥珀の色が細まり、瞳が閉じられる。
蒼も恐らく薬の効果が出てしまうだろう。
俺の失態だ。
「千尋、こいつには一生わからん。お前の血圧を犠牲にしなくていい。総監、処分について再検討をお願いします」
「そうさせてもらう…申し訳ない」
慧がこちらにやってきて、そっと蒼の頬を撫でた。…昴に一発もらって慧の頬が赤くなってる。
「本当に毒はないの?」
「ない。大丈夫だ」
胸元にしなだれかかっている蒼を覗き込む。頰が赤くなってきてる。お互い力が入らず、ソファーにしなだれかかる。
「内容物が判明…本当にエストロゲン排出の薬剤と筋弛緩剤だけだ。昇龍には効かないだろう。筋弛緩剤は微量だから30分程度で動ける」
確信を得て三人でため息を落とす。
取り押さえた楠が暴れながら総監と千木良に連れていかれた。
「明星、申し訳ないが本庁まで来てほしい。あいつの処分を見届けてくれ」
「はい。慧も来てくれるか」
「ボスの護衛は必要だね。チヒロ、蒼の事お願い」
「わかっ…た」
二人が連れ立って相良と去っていく。
今度こそ言わせてもらう!目一杯叫んでやるからなっ!!
「どうしてこうなった!?」
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「んふ……」
蒼が助手席で丸くなってる。
もうこうなったら腹を括るしかない。
そっとハンドルを切るが、蒼が車の振動でうめくから気が気じゃない。
署に行った昴からの連絡で媚薬は丸一日の効能とわかったんだが…。
『交渉が決裂した後、蒼を慰みものにするつもりだったらしい。ボコボコにするから地下室を使う。蒼には優しくしてやってくれ』
なにを!優しく!!するんだ!!!
くそっ。俺はまだキスすらしてないんだぞ。ふざけんな。
「千尋…シートが、濡れちゃう…」
「そんなこと気にしなくていい。大丈夫か?」
「うん…」
息が荒くなってる蒼が自分を抱きしめて震えてる。
丸めた背中に汗が伝ってる。
あぁー!早く信号変わってくれ!!何で赤続きなんだ!
「っ痛…」
「どうした?痛い?どこが痛いんだ?」
「中が、痛いの」
「くっ…そう言うことか」
ううう…筋弛緩剤仕事しろ。締め付けていたいのか…?
ガタガタ震え出す蒼は真っ赤になって涙を浮かべてる。
だめだ。俺の自宅では間に合わない。こんな様子を見ることに俺が耐えられん。
道端のファッションホテルに舵を切り、駐車場に停める。
不本意だが仕方ない。看板に書いてあるものがちゃんと設置されてるのを祈るしかないな。
助手席のドアを開けて蒼を抱える。
「ふぁ…」
耳元で艶かしい声が聞こえた。
シートの上に溢れた蜜が蛍光灯の灯りを弾いてる。無駄に我慢させてごめんな。
「もう少しだからな、蒼」
「…ん」
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蒼をそっとベッドに横たえて、ジャケットと銃を椅子に置く。
体が真っ赤になって、息も絶え絶えな様子だ。
服を全部脱がしてやる余裕がない。レッグホルスターとアクセサリーだけ外す。
足を開くと、足もとまで濡れて雫が伝い落ちた跡がある。
催淫効果がないなんて嘘じゃないか。衝動に耐える蒼が顔を上げた。
「チヒロ…ごめん…ね」
「謝らなくていいよ、ちょっと準備して来るから待っててくれ」
「うん…」
そばにある窓からベランダのようになっている中庭に出て、目当てのものを見つける。
ドアを開くと、むあっとした熱気が立ち込めていた。
よし!電源が入ってればこっちのものだ!
タオルと、水と、バスローブ…がないっ!
薄いワンピースみたいなものしかないな…俺はこれだけ着ればいいか。
ベランダのサンダルを慌てて脱いで、ベットに戻る。顔を真っ赤にした蒼が枕に顔を突っ伏して泣いてる…。
「蒼…」
「っ、う…チヒロ…」
小さな体を起こして、一気にドレスを脱がしてパジャマを被せる。
タオルでぎゅうぎゅうに巻いて、抱き上げた。
「ふぇ…なに?どしたの?」
「蒼、汗をかくぞ!沢山な!!」
「え?な、なに?」
はてなマークを浮かべた蒼を抱えて、ドアを開け放ってお目当てのボックスに入る。膝の上に抱えて、蒼にペットボトルの水を手渡す。
「なに?ここどこ?」
「サウナだよ。発汗作用で媚薬を排出させる。」
「ふぇ…?」
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「はあ、はあ…千尋…私、こんな事させて…ひっく…」
「大丈夫だから…もう一回水分摂ろう」
水を口に含んで、蒼の口を開いて流し込む。
汗もしっかり出てるし、顔色も良くなってる。
タオルで巻いていたが…局部の痛みが治らなくて結局…指で慰める事になった。薄いパジャマを一枚隔ててずっとくっついてる。順番めちゃくちゃになっちゃったな…。申し訳なくて俺も泣きそう。
「大丈夫か?もう痛くないか?」
「ん、へーき…千尋は?」
「もう何ともないよ。こんな時までひとの心配しなくていいのに…」
サウナの中に入ってすでに3回目。あと数回水風呂を経由してもう少し排出しないとダメだろう。
「でも、ここ…辛そう」
「うっ…し、仕方ないだろ。好きな子がそばにいてこんな事してるんだから」
膝の上で向き合った蒼の瞳が蕩けてる。ハチミツみたいなオレンジ色がおさまらない熱を湛えていた。
「ねぇ、私のこと…本当に好きなの?」
「好きだよ。こんな時に言うなんて卑怯かもしれないけど…」
フルフル首を振った蒼が両手で頬を包んで、俺の顔に張り付いた前髪をかき分ける。
「卑怯なのは私。早く死んじゃうのにチヒロをこんな風に苦しめて、触ってもらっていることに幸せを感じてる。」
苦しそうな蒼が涙をパタパタこぼして額を合わせて来る。溢れる吐息が微かに震えてる。
「何となく、そうじゃないかって思ってた。体が朝起きて動かないなんて、おかしいもん。声が出なくなったのもそうだったんでしょ?
私、もう言えないよ…みんなに…酷いことしたくない…」
「…そんな事、関係ないだろ」
俺の言葉に驚いて、瞬いた琥珀の瞳を見つめる。なんて綺麗な目をしてるんだ。蒼の瞳も鼻も、口も、髪も…全部が綺麗だ。蒼がキラキラして見えたのは俺自身の心の作用だったんだな。
「俺は蒼の事が好きだし、蒼もそうだって勝手に思ってる。酷いことって何だ?告白して結ばれて、蒼が先に逝く事か?」
「うん…」
「たとえそれが現実だったとしても、酷い事だなんて思わない。好きなら俺の心に深い傷を残すくらい愛してくれよ。
たくさんキスして、こうして触れ合って、好きだって伝え合いたい。俺がそう思うのは蒼だけだ」
蒼の首が肩に乗って、腕が背中に回って来る。薄い布を隔ててお互いの心臓が早鐘のように鼓動を刻んでいるのがわかる。
「でも…でも、そんな事して…傷つけるだけなのに」
「蒼がそうやって辛い顔するのをこの先も見たくない。先が短いなんて言われてたって、本当にそうなるかなんてわからない。
他に道があるはずだ。俺は絶対諦めないし、蒼が諦めるのも嫌だ。そばにいるって言ってくれ。蒼の言葉で俺の気持ちに応えて欲しい。それだけが俺の救いなんだ…」
熱くなった体を抱きしめて、必死で縋る。
カッコ悪いな。俺。こんな風に蒼が弱ってる時につけ込んで好きだって言って、俺たちのためを思って身を引こうとしてる蒼を引き留めて。
「蒼が好きだって言わなくても、俺は離れない。蒼のことが好きだ。本当に好きだから、求められるならそうする」
暑い室内に沈黙が広がる。
蒼の体が震えて、それを宥めるように背中を撫でる。
蒼の言葉なら何でも受け止める。先の事なんて本当にどうだっていい。蒼がそばにいる事が、腕の中にいる事が、今この時だけでも俺だけを見てくれる事が…こんなに幸せだなんて知らなかった。
「千尋…すき」
顔を上げた蒼が止まらない涙をそのままに、微笑んでる。
「千尋の事が好き。大好き。」
胸の中にすとん、と何かが落ちてくる。
なんだこれ。あったかい。自分の中で満たされなかったいろんなものが、落ちてきた何かによって胸の中に広がって満ちていく。
「…蒼、俺のこと好きなんだな?」
「好き。でも、千尋だけじゃない…ごめんね」
「慧が言ってた…俺も昴もちゃんと心の準備はできてる。蒼が選んでくれたなら、それでいい」
蒼が言った、たった一つの言葉が何もかもを満たしていく。
これが欲しかった。
蒼に好きって言って欲しかったんだ。
「蒼…好きだよ。愛してる。」
ハッとした蒼が顔を赤らめたまま俺の頬を指先で拭ってくれる。
あれ、泣いてたのか俺。
気づかなかった。
「千尋。すき。すき…」
蒼が唇を重ねて、熱を遠慮がちに入れてくる。
蒼の雫を飲み込み、逃げようとする蒼を抑えるが、上手く息ができてないことに気づいた。
「ぷぁ…はぁ、は…」
肩で息してる。かわいいな。
「息継ぎ苦手か?」
「慧にも同じこと言われた…」
「ゆっくりしよう。ちゃんと鼻で息をして」
再び重なってくる唇。明日の朝腫れてしまいそうだ。それでも、やめられない。
「ん…」
「じょうずだよ」
「んふ、ちひろ…すき…」
俺の手の中に落ちてきた蒼を抱きしめる。
燻る気持ちに薪が足されて赤々とした炎が上がる。
燃え上がる焔を抱えて、その熱を蒼に伝えた。
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「ねーえ。しなくていいの?」
「ん゛っ…その、あれだ。まだ薬が残ってるから…乱暴にしそうだし…」
「別にいいのに…」
「ダメだ。蒼のことが大切だからしないよ。酔っ払って前後不覚でするようなもんだろ?そんなの良くない」
二人して新しいパジャマをもらって、だるい体をベッドに横たえている。
蒼の体もようやく落ち着いて、お風呂に入ってさっぱりして…もう大丈夫そうだな。
「千尋って…我慢ばっかりしてる」
「えっ?…そうか?」
胸の上に頭を乗せた蒼がゆっくり頷く。
「お仕事の立場がそうさせるのか…千尋の気質がそうさせるのかわからないけど、あの人にしていた話は昴だけじゃなくて、千尋の事でしょう?
千尋だって傷だらけで、痛い思いも悲しい思いもしてきたのに昴のために怒ってた。
普段もずっとそうでしょ。やった事自慢したりしないし、できるのなんか当たり前、って顔して凄く努力してるのなんか分かってる」
さっきのあれか…うん、まぁ。そうだな。
俺と昴はほとんど同時期に潜入したから、仕事はずっと一緒だった。
家族が亡くなった俺は昴を兄弟のように思っている。相棒であり、師匠であり、弟子でもあり、この先の人生を共にする覚悟もある。慧もそうなってるし。
自分の手柄を主張するのは苦手なんだ。欲しいものを欲しいと言ったのは、蒼が初めてのことだった。蒼も、もうその特別な枠の中にいる。
蒼が二人の真ん中に蒼がいるのが嬉しい。
「恥ずかしい話聞かせたな…ごめん」
「そんな事ない。本当はもっとちゃんと聞きたい。後で教えてくれる?二人とも…ううん。慧も入れて三人とも重たいものを背負ってるのに、私のことばっかり心配して…私だって心配なのに」
顔を押し付けて、小さな声がつぶやく。
「カッコよかったよ千尋。私、あの言葉を一生忘れない…」
蒼の頭を抱えて、唸るしかない。
蒼が攻撃力高いのは自分のせいもあると今更ながらに気づく。
好きだから、蒼の言葉が俺にちゃんと伝わって来るんだ。だからその気持ちに溺れて、息が止まりそうになる。
「カッコよくなんかないよ…。
はじめてだった…我儘言って、みっともなく縋り付いても欲しいって思ったのが」
「…何が、欲しいの?」
「うー…」
サラサラの栗毛の髪が首元をくすぐって来る。
慧がいたら『殴ってくれ』って言ってたな。理性が限界を迎えそうだ。
「また我慢してる。千尋は…自分が損してるのにちゃんと言わないから心配だよ。優しすぎて、困る。」
「蒼だってそうじゃないか。さっき好きだって言うの辞めようとしてただろ」
「でも、言っちゃった…千尋に言われて我慢できなかったの」
そうか…蒼に素直になってもらうには俺が素直になればいいのか。
何だそれ。幸せすぎるだろ。
「蒼の未来の事は、また明日一緒に考えよう。今は俺のことだけ、考えて欲しい」
感情のまま、口に出して頬に熱が集まって来る。蒼の事だけは我儘になってしまうのをやめられない。そうしなくていいって、蒼が教えてくれたから。
「うん。千尋のお願いならそうする。もっと、あるでしょ?教えて欲しいな」
首筋に唇が押しつけられて、囁きが漏れる。
ほんとうに、しなくていいの?
「…むぅ…」
ここは素直になるべきだな。そうしよう。
蒼の額に唇を当てて、同じように小さく囁く。
その言葉を聞いた蒼の体が震えて、俺に答えをくれた。
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