第5話 筋肉モリモリ筋魔族

悠斗や村人たちは、アトの指導のもと、不安と緊張に包まれ、筋魔族たちと戦う覚悟を決め村の入り口に集結した。


アトは村の人々の前に出て、

「仲間たちよ!今が、私たちの筋肉が爆発する瞬間だ!筋魔族に立ち向かうのは、この瞬間が最高の闘いだ!村の誇りを胸に血で、汗で、涙で、守り抜くぞ!」


彼女の声には闘志が宿り、彼女の言葉には情熱と勇気の強い気持ちが込められていた。村人たちもアトの言葉に心を打たれ、覚悟を決めて、村を筋魔族から守り抜こうという強い団結の気持ちが湧き上がってきた。


そして、筋魔族の軍団が、肉眼で見える距離まで迫ってきた。


「なんだ、こいつら.....?!」


初めて筋魔族の姿を見た悠斗は、絶句した。


筋魔族の姿は、人間に似た形状をしておりながら、その特異な外見と驚異的な筋力が遠くからでも一目で分かるものだった。


彼らの肉体は鋼のように鍛えられた筋肉で再現され、その筋力は一般的な人間の想像を超えるものであり、その肉体は常に鍛え上げられている様子が見られる。


「どうやったら全身にあんなに筋肉を身につけられるんだ?本当にこんな奴らに勝てるのか?」


悠斗は、絶望にも似た感情を抱いてしまった。

村人たちも


「まさか、こんな筋肉が付いている魔物たちが我々の村に来るなんて...」

「もう終わりだ、俺たちも....この村も....」


戦う前から敗北を認め、あきらめ、泣き出す村人たちも現れた。


しかし筋魔族たちと戦うしかない!

悠斗は、大声で叫んだ。


「終わりはまだ決まったことじゃない! 」


また、悠斗の背後に立っていたアトも再度、一歩前に歩み出て、村人たちに語りかける。


「みんな、よく聞いてくれ。あの筋肉の化け物たちは、私たち人間よりも遥かに強いだろう。だが、私たちはこれまで苦しい筋トレのトーレニングの訓練や試練を乗り越えてきたことを忘れてはならない! もし私たちがここであきらめてしまえば、これまで必死にトレーニングしてきた筋トレの努力は無駄になってしまう。だから、私は決してあきらめず、戦い、必ず勝利して見せる!そして、 みんなで力を合わせれば、どんな苦難も乗り越えられると信じている!」


悠斗とアトの力強い言葉に再度、村人たちは勇気づけられた。そして、再び村人たちは戦う決意を固めることが出来た。村の人々は一致団結した。


「アト、ありがとう。あなたのおかげで、みんな戦う覚悟ができたみたいだ」


悠斗の言葉にアトは笑顔で頷いた。


そしてアトは筋魔族たちの方に向き直り、再び大声で叫ぶ。


「私たちがお前たちの相手だ!かかってこい!」


こうして、筋魔族との戦いが始まった。



第6話「決戦」へ続く





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