第6話 ダメ出し

 今日も私はいつも通り、補習授業に向かった。今日は、担任に「この前の補習授業で言いかけてた事って…?」みたいな感じで聞くことにしている。少し緊張するけど自分を信じたい。

 部屋に向かう途中、同じクラスのNが、話しかけてきた。


「お前、うるさいんだよ」


突然すぎるダメ出しに、脳内で処理できていない。


「授業中、うざいんだよ、消えてくんない?」


そう言い残し、Nはその場を去っていった。自分が周りに迷惑をかけていたことに気が付き、心がえぐられた。その場で少し私は考えた。






「ここに居ないほうが良いのでは?」







そう思って私は補習授業を受けずに、家に帰った。まぁ、家に帰っても誰もいないし、1人だけど。

























































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次の日―




私は家にこもった。引きこもりまでは行かないが…。学校からの電話は無視した。でも、スマホに知らない電話番号からの電話がかかってきた。久々に遠くに住む祖父母からの連絡かと思い、出てみると…








『学校に来ないなんて珍しいじゃない。私に負けを認めたの?ダッサ。』









ガチャ―プープープー








Kからのダメ出し電話だった。


















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