第32話
ある程度掃除が終わって、ベットのシーツをベランダに出した。
今日はいい天気だ。
日向ぼっこするには最高の気温。
…はぁ、スッキリした。
「勝手にクローゼット漁んな」
「今は私の部屋なんだから、いいでしょ」
「良くない!」
邪魔なものは棚に全部収納させてもらった。
アルバムが出てきたから、今、それを読んでる。
あとエロ本は全部焼却炉行きにさせてもらった。
悲鳴が聞こえてきたけど、気にしない。
「絶対許さんからな…」
「気持ち悪いから近づかないでくれる?」
「あのなぁ!」
こんなエロガキと同じ空間にいるってだけで吐き気がしそう。
こっちの身にもなってくれないかな…
なんだよグラビア写真集って…
アルバムをペラペラ捲ってると、昔のことを思い出す。
思い出したくないこともたくさんある。
この部屋に戻ってくることなんて二度とないと思ってた。
昨日までは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます