重めの話が好き

 僕の作品、全体的に重いんですよ。存在しないはずの自殺の記憶……とか、自分を傷つけることで自分のやってしまったことがなかったことにできるとしたら……とか。


 僕最初、小説って暗いものだって思ってたんですよ。現実的なことが書かれてたり、心にぐさっとくるような心理描写であったり。アニメもどっちかっていうと暗めのもの、というか、尖ってる作品をよく見てました。例の魔法少女のやつとか、ほにゃららの憂鬱、とか。


 だからどっちかっていうと、ひねくれた作品が好きだったんです。だからスポ根とか、バトルアニメとか、キャラクターの成長とかに焦点を当てたものより、ここに壮大な伏線が! という方が好きなんです。多分成長譚とか見ると「あ〜私には手の届かないものだわ」「あ〜眩しくて目に入らないわ」「ちくしょう! なんでここで勝てないんだよ! 悔しーっ!」みたいなことになっちゃう。心理描写も好きって言ってるんですけど、真正面から描くというよりかは、一つ一つの行動に現れていたり、ストーリーの進行や背景描写が心理描写の比喩表現をしていたりっていう方が好きなんですよ。


 だから、キャラクターの可愛さとかで攻めてるアニメは初めて見てびっくりしました。カクヨム始めたての頃からずっと重い話書いてますけど、伸びやすいかといったらそうじゃないかもとか思います。でも基本的に作品として面白ければジャンルはなんでも構わないよーってスタンスです。どちらかというと、このジャンルが好き、というより好きな作品がこのジャンルだったってタイプです。だからなのか、なんのジャンルが好きなの!? って戸惑われることがよくあります笑。

 

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