第11話コンプライアンスの塊

教育を高校までだが、立派に受けている。

故に常識人としての資質が有り表裏一体としていたから彼は一皮剥けば常識の塊だった。

 ブラックエステートのタスクはまだまだ 続いていた。

「上善寺直美の物件に生前贈与を促せ!」

「今後タスクは、165坪の耕作地を発見次第、法務局にて全部事項証明を引き出す! そして登記の目的には、抵当権設定と記載されている。」

「登記簿に記載されている登記事項証明を引き出せ。」

かなり高圧的に様変わりしてきた背景を読み取ると某国への包囲網が一段と厳しくなってきたと、いえる。

 これまでの安倍野春香棲元内閣総理大臣の功績を箇条書きした八束孝は、これを以て実行犯を山上一人に絞るのは、無理があると感じていた。

 7月11日、参院選も終り、民自党が圧勝した。だが、万歳三唱は無かった。

日本及び世界中が泣いていたからだ。

 日にち薬的に分かって来る、彼は揺ぎ無い世界のリーダーだった。

東京や横浜大阪、神戸では、人々がなに食わぬ顔で行き交っているが、皆心は泣いているだろう。

 今

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