第256話 これくーださい!!
【5/19】武具の値段を修正
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ディーヴァが鑑定しいくつか目を止めたのがこれらだった。
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【ハートストーンのネックレス】値段:500000 レアリティ:SS
種別:アクセサリー ※通常購入不可
効果:【魅了】【傀儡】【洗脳】【発狂】【恐怖】【自我崩壊】無効化
ありとあらゆる誘惑や洗脳関連を無効化する。
但し、それ等に対し貫通する力を持っていた場合は【耐性】にまで減少する。
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【センチネルガードナー】値段:245000 レアリティ:SS 種別:特殊盾
空中に浮かぶ小さな玉の様なシールド。常時展開し、あらゆる攻撃に対して
【マジック】か【ガード】の高い方を適用しバリアを発動させる。
動きを阻害せず、センチネルガードナーは【認識阻害】能力を持つ為
一般人に視認する事は不可能。
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【皆殺しの魔剣】値段:非売品 レアリティ:SS 種別:小剣
基本:所持者の【運】が高い場合装備できない。
基本:所持者はこの武器を装備した時、常時運が最低状態になる
基本:【殺戮数】が10以上なければ装備できない。
基本:【殺戮数】が100以下の場合、攻撃時【50%】の確率で味方を攻撃する。
基本:【殺戮数】が500で【30%】の確率で【防御貫通】
基本:【殺戮数】が1000で【割り込み不可】
基本:【殺戮数】が2000で【盾防御貫通】
基本:【殺戮数】が3000で【絶対命中】
基本:【殺戮数】が4000で【敵味方全体攻撃】
基本:【殺戮数】が5000で【敵味方全体攻撃】に【スキル】を乗せることが可能。
基本:【殺戮数】が8000で【永続2倍ダメージ】
基本:【殺戮数】が10000で【絶対最速行動】
基本:【殺戮数】が66666で【敵のみを攻撃】
基本:【殺戮数】が10000以上の存在に対し効果発動。攻撃力【5】倍
装備中は常に【運】1として扱う。
これは【殺戮数】が10万を超えた場合無効化される。
解説:所持者に大いなる攻撃力と不幸を与える魔剣。
この剣の持ち主が運命を超えた時、本来の意味で皆殺しの魔剣になるとされる。
【殺戮数】は動物、人間、モンスター等に限定される。
あからさまに弱い下等生物に対してはこの殺戮数は適用されない。
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【輝ける天翼】値段:350000 レアリティ:SS
種別:アクセサリー ※通常購入不可
基本:【常時飛行】取得
基本:【風属性無効】取得
基本:【聖属性耐性】取得
基本:【邪属性耐性】取得
基本:【ヒーリング】取得
基本:【ターンアンデッド】取得
基本:スキル効果2倍 ※威力を求めるスキルのみ
基本:カード効果2倍 ※自身がセットしているカード効果のみ
解説:うっすらと見える輝く天使の翼を付与するアクセサリー。
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どれもこれも一級品レベルの代物だ。
山崎が持ってる一定レベルの攻撃を無効化する、なんてレベルのアイテムがなかったのは残念だが、これらの時点で十分以上におつりがくるだろう。
他のまだ鑑定してもらってない装備もどいつもこいつも逸品ばかりとの事だ。
「これは凄いですねー。後値段はついてますけど購入欄に無いって事は通常では買えない品物なんでしょうね」
「そうなのか? このセンチネルなんたらってのは普通に売ってそうなんだが?」
「これこそやばいですよー。常時オートバリアじゃないですかー! こんなのが主流になったらモンスターが絶対強化されるにきまってます」
確かに、無意識の状態や、不意打ちされても死角のないこの盾なら攻撃を防いでくれるんだし、万が一の為の保険にはなるんだな。
てか一般人、つまりプレイヤーに見えないって事はこれなら常時展開しててもなんの問題もないってことだ。安全性がさらに高まるってもんだろう。
ディーヴァの方もやはりそう考えていた様で、今鑑定をかけたそれらをじーっとみている。
「よーし、決めました。ケーキ屋さん、これらと蘇生薬トレードしませんかー?」
そう言ってディーヴァが交換を希望したのがこれになる。
【ハートストーンのネックレス】
【センチネルガードナー】
【皆殺しの魔剣】
【輝ける天翼】
【クレイドルウィンド】
【斬妖剣・レプリカ】
これらの計6種が欲しいと言ってきた。
ハートストーンのネックレスは効果も考えて必須だと感じたのだろうなぁ。何せヘルカイトにすら効いてたほどの魅了だ。ディーヴァ自身俺達と戦う事は想定してないだろうが、容赦なく相手を虜や傀儡に変えてしまうスキルの対策が出来るなら死体だろう。
別にテルクシノエー以外でも似たようなスキルは使ってくる奴はいるだろうしな。
俺としてもテルクシノエーが居るおかげでそれらは無効化出来るし、そこまで必要性は考えてない。万が一に他の誰かが~となる可能性もあるが1個しかない以上、トレードに応じるのは吝かでもないって所だ。
センチネルガードナーはちょっと痛いが、どこに使い道があるんだって言わんばかりの皆殺しの魔剣とかも希望してくれてるし、他のもそこまで必須のアイテムじゃあない。既に蘇生薬は1個あるし、分配用の蘇生薬はディーヴァは権利を放棄して他のを多めに獲得する事になった。
その上でディーヴァから蘇生薬を手に入れられると考えれば、山崎に1個渡すと考えても予備が2個も出来る。万が一のことを考えれば悪くはないだろう。
一応サイレーン達とも相談しているが、センチネルガードナーと輝ける天翼以外は俺達の中で使えるのが、俺しかいなかったし、他に良い武器は残ってるようなので、このトレードは悪くないとみているようだ。
寧ろこれら全部集めても山崎が手に入れたダメージほぼ無効のアイテムには届いていないだろうし、かなり譲歩してる感じの取引に見える。
一応一緒に戦ったし、それもあるのかもしれんな。
「どうですー??」
「あぁ。ディーヴァがそれでいいならこれで交換させてもらうわ」
「さっすがケーキ屋さんですね~! ぼくとしてもいつまでも持っていたくないアイテムだったので助かりますよ~」
「レアリティ考えると、や、アクセルのアイテムの方がよかったかもしれんが、本当に良かったのか?」
「信頼度補正ってやつですよー。それに」
にまっと笑いディーヴァが続けた。
「これからもケーキ屋さんとは仲良くしていきたいですしね~。ではこれが蘇生薬です! どう使おうともケーキ屋さんの自由ですよー」
俺に蘇生薬を渡したディーヴァがマジッグバッグにトレードしたアイテム等を収納していく。数分もせずに終わると立ち上がって別れの挨拶を切り出してきた。
「では、今回は色々ありましたけど、一緒のミッションありがとうございました~。またダンジョアタックミッションがあったら、頼らせてもらうかもしれません!」
「あぁ。今回はマジで助かったよ、ありがとうな」
「それはこっちのセリフですよ~。ぼくもまだまだだってのが分かりましたからね~。それでは! 何かあればメールでもくださいね!」
しゅばっと敬礼っぽいのをしていつも通り慌ただしい感じでディーヴァは帰っていった。
さて、俺は俺で片桐と残りのアイテムの分配をしつつ、山崎に蘇生薬のトレードでもしてやることにしよう。治ったばかりだがこういう面倒な事は早めに終わらせる方がいいからな。
―256話了
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割と高レベルばかりもっていきましたが。
全部合わせても山崎君の超防御アイテムの値段に追いつきません。
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