第254話 静養中2日目!!
翌日になったが未だにベッドからほぼ起き上がれず看病が続いている俺です。
一応昨日よりは体も楽になったので看病はいらないと言ったんだが秒で却下された。あまりの押しの強さに看病が続いている現状です。特にテルクシノエーの圧が強かったよ。
流川達は昨日の内に帰ったので、セーフハウスにはいつものメンバーと分配の為に居るディーヴァがのんびりと過ごしている。
とりあえずの結論として、個人で手にいれたボス討伐報酬は個々人で受け取る事になったんだが、俺の報酬が全種って話だった。
マジかー・・・だから山崎がそわそわしてたんだな。
にしても蘇生薬の数が集中してませんかね? ディーヴァも持ってるし、報酬で出てきたし、途中で1個出てきたし。ここだけで3本あるぞ?
で、1本は確定して俺の物になったが。
とりあえず使い道はないし、取っておくか山崎にもう一本譲ってやるか考えてる。タダで渡しても別にいいんだが、そんなことしたら後で皆が怖いから、トレードする事になったならあいつが手に入れた防具でも貰う事にしよう。
レベル4だったか5だったか? それまでのダメージをほぼ最小限にできるって時点で破格だからなぁ。俺が装備してもいいし、サイレーン達の誰かに装備させてもいいから使い道は無限大。いつ使うか分からない蘇生薬を後生大事に持っているよりはずっと建設的だし、山崎も気が楽になるだろう。
んで、分配するアイテムだが・・・ほんとに沢山出たよな。
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■分配用
【神薬・ドラゴンブラッド】値段:非売品
【金銀財宝】値段:特殊
【ライフポーション】値段:1000P ×4
【メンタルポーション】値段:2000P ×4
【パワーエリクサー】値段:非売品
【ガードエリクサー】値段:非売品
【マジックエリクサー】値段:非売品
【ランダムカード】値段:非売品 ×20枚
【蘇生薬】値段:非売品
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どれもこれもアホじゃねぇのと言いたくなるようなレアばかりだが、まだ一部なんだよなぁ。んで片桐が所有権あるのがこっちになる。これは基本的に全部片桐の所有物だから楽でいい。
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■片桐所有品
パワーエリクサー:2 2本とも俺が貰った
ガードエリクサー:1 俺が貰った
マジックエリクサー:3 2本は俺、1本はディーヴァに渡された
レジストエリクサー:1
スキルエリクサー:1
ラージライフポーション:6
ラージメンタルポーション:4
レジストリング:1
フレイムゲイザー:1
小さき太陽の指輪:1 俺が貰った
生命の護符:2 1枚は俺が貰って消滅した
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そして最後にクリア報酬だな。これも基本的に個人所有だし、チケットとかは譲渡出来ないから、唯一交換できるのは武具が出た時だけだ。
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■1:Sレア以上確定10連チケット
■2:SS以上確定LR30%ガチャチケット1枚
■3:5000ポイント
■4:SSランク相当武具5個
■5:蘇生薬(低確率)
■報酬 プレイヤー全員に:1000P
俺:【上記全部(超低確率)】
片桐:【SS以上確定LR30%ガチャチケット1枚】
ディーヴァ:【Sレア以上確定10連チケット1枚】
サイレーン:【5000ポイント】
テルクシノエー:【SSランク相当武具5個】
ミューズ:【SSランク相当武具5個】
ハトメヒト:除外
■特別撃破報酬
討伐プレイヤー全員に:50000P ※ソウルギアは除外されていた。
【灼熱のヘルカイトのカード】獲得者:俺
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何度見ても色々おかしい。
何が一番おかしいって、討伐プレイヤー全員5万ポイント付与が一番やばかった。
流石にソウルギアであるサイレーン達がポイントを貰える事はなかったが、それでも全員5万ポイント貰えてるし、俺に至ってはやばいアイテムが手に入ってるからな・・・火属性吸収ってなんだよ・・・どんどん人間から離れて行く気がするぞ。
後、俺とテルクシノエー、ミューズの二人の合計で15個のSS相当のレア武具が手に入ってる。まだ鑑定は出来てないが、ディーヴァが言うにはここからよさげなのをいくつかとあいつが持ってる蘇生薬をトレードしてほしいって話らしい。
SS武具が15種類。俺が回復したら改めて鑑定して、そこからディーヴァが欲しいのをいくつか見繕いたいそうだ。
分配用のアイテムについても、ディーヴァは蘇生薬は基本的に放棄で、金銀財宝やステータスエリクサーを希望してそれ以外を俺と片桐に譲りたいらしい。
ドラゴンうんたらと蘇生薬があるからな、こっちについては俺と片桐で分ける事になりそうだ。レアアイテムが多すぎて頭を悩ませるって滅多にないよな。
ちなみに今の俺がドラゴンなんたらを飲むと秒で回復するそうだが、流石に回復する時間があるのに特効薬みたいなのを使うのはもったいないので使わない事になった。片桐が俺に使おうって騒いでたらしいが、使われてたら俺が申し訳なさすぎるんで助かったよ。
何にせよ今日1日ゆっくり休めば明日には全回復とはいわんが、身体も楽になってるだろうし、今日はのんびりさせてもらう事にしよう。
1時間起き位にサイレーン達が看病しにきてくれるんだが、なんというかこう・・・男の夢みたいなのが叶った感じだよな。沢山の美女や美少女がかわるがわる俺の看病しにきてくれるなんてシチュエーション・・・なんだこれ? 恋愛シミュレーションゲームかな?
一時期流行ってたよなぁ。今はそう言うゲームはあんまり見ないが、今でもあるんだろうか? 最近は据え置きゲームとかは下火でソシャゲやPCゲームが主流だって片桐も言ってたからな。
サンドボックス系やFPSそう言うのばかりで、後、美少女云々は大半がエロゲーとの事。俺も高校とかの頃は色んなゲームをやったりしたもんだが・・・おお、いかんいかん、思考がお兄さんかおっさんになってきている。
こういう意識は自覚して若くしていかないと、リアルで中身もおっさんになるって言うからな。やはり俺はお兄さんで行こうと思う。
次は誰が看病に来てくれるかね。
さっきはクレアとショコラだったから、一巡してサイレーンが戻って来るかもしれんなぁ。有難いこった本当に。
なんてことを考えてたらドアがノックされ、誰かが入ってきた。
もう既に身体はそれなりに動くので誰が入ってきたか見てみるとそこには。
何故か頭部の無駄に長い蛇が8本位伸びてる帽子をかぶり、両手に空っぽのペットボトルを持ちながら、「しゃもじよりシャベル」と書かれている意味不明なTシャツ1枚で入ってきたハトメヒトの姿があった。
俺の脳がそれを理解するまでに10秒ほどかけてしまったが、その10秒立っても何故ハトメヒトがそんな恰好で入ってきたのかを理解できない。
いや多分理解しちゃいけないんだと思う。だってなぜかヘッドバンキングしながら君が代をデスボイスでラップしていらっしゃるのだ。
理解してしまったら俺もそっち側にいってしまいそうで・・・
寝よう。
俺は相変わらず奇行を続けているハトメヒトが俺の周りで儀式みたいなのを始めるのを完全にスルーして一眠りするのだった。
あぁ、数分もしないうちにテルクシノエーがハリセン持って突撃してきたよ。
今日もうん、多分いい日になりそうだ。
多分・・・
―254話了
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カオス度が低い・・・!!!
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