第62話 ガチャガチャガチャガチャ・・・本番その1!!
今日も閲覧ありがとうございます。
いつも見に来て下さっている方、初めていらっしゃった方
全ての皆さんに感謝を。拙く至らないお話ではありますが
少しでも頑張って執筆していきますので、楽しんでもらえたら嬉しいです
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「で、死んでると」
「こういうまーちゃんも可愛いからOK」
「蓼食う虫も好き好き・・・ソウルギアは不思議」
呆れ100%で俺を見下しているスピネル。すまないが俺は少女に罵声を浴びせられて喜べる性癖はしていないので、普通にダメージになっている。
現在俺はテルクシノエーの膝枕を受けて回復してる所だ。サイレーンが最初すごい勢いで「私がやる!」と言ってたんだが、テルクシノエー達が揃いも揃って「子供がいるし必ず大変な事になるから禁止」と、禁止令を出されて【orz】状態で落ち込んでいらっしゃる。
うんまぁ、こういう日常でサイレーンに膝枕でもされた日には行く所まで行ってしまいそうな感じなので、彼女達の言い分はよくわかる。こう、ナチュラルにエロいからなサイレーンは。それでいて時々天然で、電波的な感じにもなるし、なんだようちのサイレーンは最高かよ?
寧ろクレアも厳しい所だ。オープンでエロいからなクレアは。その点ショコラはまだ可愛らしさが前面に出ているので後頭部がとても幸せになる以外は割と余裕がある。
見た目だけで言えば一番アカンのはテルクシノエーだが、彼女の場合清楚が前に出てくるし、見た目が歩く18禁な以外は天使だからな。こういう時はありがたい存在だ。お陰で変な気分にもならないし、俺も色々成長しているのだよ。
「おにーさん・・・ぅくく・・・あはははは! 何その確率! 天文学的レベルじゃない!」
「星の数ほどあるんじゃないかっていうコモンスキルの中から、4回中3回同じのを出すって、きっと何か持ってるよね」
「どやかましいわ」
腹を抱えて笑っているジェミニの二人。でもまぁ、俺も他の奴が同じ体験してたら爆笑する自信があるので、ふてくされるだけで抑える。俺自身どういう確率だよって思うしな。アクセルが暫く慰めててくれたぞ。だが、男に慰められても嬉しくないんだよ。
現在は夕方、今流川が佐伯少年を迎えに行っているので、ここに居るのはそれ以外の全員だ。リバティは持ち込んだ荷物やらなにやらをあてがわれた部屋にセットしてる最中なので多分暫く出てこないだろう。
「所でまーちゃん? ガチャって何連回すの??」
「とりあえず20連分回してみようと思ってる」
「6000ポイント・・・流石ポイント長者」
「レベル4になる為にもある程度残さないとだからこれが限界だけどな。寧ろスピネルはどうするんだ?」
「レベル4にはまだ遠い、貯金中」
今回みたいな沢山のポイントは基本的に貰えないって話らしいからな。多くても2000~3000が普通らしい。俺が莫大なポイント貰えたのは緊急ミッションだったのと、プレイヤー防衛という難易度の高いミッションだったからだ。
雑魚モンスターも撃破ポイント高かったのとアクセルからの1万ポイントのお陰でこの短期間でレベル4が見えてただけであって、本来ならこんな簡単にさくさく行けるなんて事はないらしい。
ま、だろうな。これがデフォルトならレベル4が沢山居なくちゃおかしいからな。ガチャや装備、アイテムなどで減るとはいえ毎回5000も6000も貰えてたら、さっさとレベル上げてから貯める手段ってのもあるしな。
「パパがレベル4の時点で察せる事実だよね~。とはいえもう少しでレベル5も近づいてきたけど」
「僕としてはレベル4になったらまた増えるのか賭けてるんだけどね」
「おいそこ」
「おにーさん、次は絶対3体出してね! プリンが懸かってるんだから!!」
「僕は手堅く1体かな。宜しくね」
この子達は何、人のレベル4で賭けをしておられるの?
そしてまた増えるのは確定して予想かい。
いや。俺も出てくるんじゃないかなぁとは思ってるが・・・次何出てくるんだろうな。不思議電波系少女、妖艶な清楚系美女、ギャル×2となれば・・・まさかメスガキ系とか来ないよな? 俺の人格が疑われるかもしれないんだが? 男が出てほしいとは言わんが、こう・・・テルクシノエーみたいな普通枠来てほしい所だ。
いや、テルクシノエーも十分見た目的にあれですけどね?
「ごしゅ~? そろそろテルクシノエーの姐さんの理性が切れそうだから起きれ?」
「へ・・・うぉぅ」
「ふ、ふへへ・・・ふへへへへ」
テルクシノエーの瞳がぐるぐるしてる!? あかん、このままでは理性が消えるかもしれねぇ。直ぐに飛び跳ねて起き上がった。スピネルやアクセルの目の前で彼女の痴態を見せる訳にはいかねぇ。
俺の家の清楚枠ががががが・・・
「ふへへ・・・はっ!? わ、私は・・・」
「むっつりだよね? テルクシノエーはきっとむっつりスケベだよ」
「そういうサイレーンはガッツリスケベっしょ?」
「そうですがなにか?」
うちの子達はどうして直ぐにそっち系のお話が流れてしまうのん? やはりこれは俺の魂から生まれた所為なんだろうか? つまり俺は・・・いや、男は皆そうなんだよ。いや人間である以上、そういうものなんだよ。
よし、気を取り直してガチャを回すか。
「ケーキ屋ぁ! ま、まだ回してないよな!?」
いざ回そうとしたタイミングでリバティが駆け寄ってきた。色々重たい荷物を整理してたせいか汗だく状態だ。汗臭い感じってよりはこう、扇情的過ぎるんだが。こいつ自分の魅力に気付いてないな?
「・・・リバティ、汗吹いて? 臭い」
「おごふっ!? そ、そんな事いうなよぉ・・・」
スピネルの辛辣な言葉で倒れ込むリバティ。すげぇオーバーリアクションで倒れ込んだ。なんと言うか彼女はこう、そういうキャラをしてるな。ギャグ枠って奴か?
言われたリバティだが、10秒倒れてた後再起動した。
「こ、この後風呂に入るから・・・! あ、あと女性の汗臭さは男にご褒美って聞いたぞ」
「だそうだぞアクセル君?」
「俺に振らないでくれ・・・」
かなりアウェイ状態のアクセル。
すまんが佐伯少年と流川が帰ってくるまでは耐えててくれ。
「で、で? ま、まだ回してないよなぁ? 10連回させてくれる約束・・・!」
「いやまぁ、忘れてないが他人のガチャなんて回して楽しいのか??」
人様のガチャを回しても自分の物になる訳じゃあないんだがなぁ
「回す楽しみってのがある・・・!! 私ポイント無いから回せないし」
「お、おぅ、ドンマイ」
今回のミッション、リバティは一切のポイントが入ってないからな。次回からのミッションに参加して稼がないとポイントがカツカツらしい。
これからの生活費云々は俺達全員である程度のポイントを出し合うから大丈夫だが、次回のミッションでは彼女にも稼いでもらわないとならんな。
「ま、いいや。ほれ、適当に回してくれ」
「やった・・・!」
俺からスマホを渡されたリバティが嬉しそうにガチャページを開く。
ま、誰が回しても確率は同じだからな。期待せずに見ていよう。
「よーし、こいこいこいこいこいこいこいこい!!」
再びのオーバーリアクションで高く上げた手を振り下ろしてスマホボタンをタップした。なんと言うかリバティは見てるだけで飽きないな。
さて・・・なにが出てくる? せめてSレア1枚は来てくれよ・・・!!
当たったスキルが表示された――
─1回目──────────────────────────────────
【超剛力】レアリティ:レア
【パッシブスキル】
パワーが常時+2される。このスキルセット時【パワー低下】効果を受け付けない
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─2回目──────────────────────────────────
【邪剣術:中級】レアリティ:レア
【パッシブスキル】
剣を用いた剣術【邪剣術】の実戦的な戦い方を取得できる。
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─3回目──────────────────────────────────
【バトルオーラ】レアリティ:Sレア
【アクションスキル】
1日1回使用可能。受けたダメージを【1回】だけ無効化出来る。
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─4回目──────────────────────────────────
【ネガティブコントロール】レアリティ:SSレア
【アクションスキル】
1日5回まで使用可能。
単体の状態異常を24時間無効化する。時間が過ぎると元に戻る。
その間に回復すれば状態異常は解除される。
これは自身が状態異常の対象になっても使用できる。
追加効果:【人型ソウルギアがセット時】がマスターが近くに居る時のみ、
マスターは次の修正をうける。
使用する直前まで受けていたダメージや効果などを無効化する。
これは死亡も含まれる。それらはその間に回復すればすべて無効。
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─5回目──────────────────────────────────
【風刃】レアリティ:コモン
【アクションスキル】
【風属性】魔法
【マジック】×10Mの距離に風の刃を放つ。
威力は【マジック】に依存する。
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─6回目──────────────────────────────────
【苦痛耐性】レアリティ:コモン
【パッシブスキル】
苦痛に対する耐性を得る。
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─7回目──────────────────────────────────
【大誘惑】レアリティ:レア
【アクションスキル】
【女性専用技】異性の対象単体を己の魅力で誘惑する。
【マジック+5】と【ガード】で対決を行い勝利すると相手を【魅了】する。
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─8回目──────────────────────────────────
【リジュネレイト】レアリティ:レア
【パッシブスキル】
セット中、徐々に生命力や怪我が回復していく。
ただし致命的な重症や病気は回復できない。
四肢欠損及び失った血液などはそのままである。
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─9回目──────────────────────────────────
【極神撃】レアリティ:レア
【アクションスキル】
【弓術】
致命の一撃。敵単体にパワーの差が【10】離れている場合
相手を即死させる。それ以外は通常ダメージ
【強敵】【緊急ボス】【ミッションボス】【プレイヤー】無効。
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─10回──────────────────────────────────
【屍誕陣】レアリティ:レア
【アクションスキル】
無念の魂を召喚陣を用いて呼び出し【アンデッド化】させ使役する。
【マジック(最大5)】体の【おぞましき死者】を召喚する。
【マジック】時間持続。アンデッドは累積して呼び出す事が出来る。
効果が終了したアンデッド達は術者の意思によって
【浄化】か【消滅】させる事を選択する。
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「え? なにこれ? 大当たりにもほどがない・・・!? 私が10連回したら全部コモンとかあったんだぞ!? ずるい!? ずるいケーキ屋ぁ!?」
「いや、俺に言われて困る・・・ってか、2個目のSSレアスキルが来たぞ・・・!?」
まさかの大当たりだった。
SSレアスキルとSレアスキルが1個にレアスキルが6個、コモンなんてたったの2個しかない。まださらっとしかスキルを見られてないが、SレアもSSレアも致命的な状態を何とかできそうな感じの防御系スキルだろうか。
攻撃スキルは残念ながらほとんどなかったが、この結果なら十分以上だろう。
ていうか・・・
「【屍誕陣】・・・あのプレイヤーキラーが使ってきた魔法かよ、これレアなんだな・・・」
「ですね。それに、本来の効果はどうやら最終的には浄化させる事も選べるみたいです。使い方によっては、聖人みたいな使い方も出来る・・・という事でしょうか」
「正義のネクロマンサー?? まーちゃんは魔法似合わないし、こういうのは私かな~」
どう見ても悪役が使ってきそうな。実際にプレイヤーキラーが使ってきた最悪の魔法をあっさりと手に入れてしまったんだが・・・これは使えって事なのかねぇ。出来ればあんまり使いたくないが、スキル自体に善悪は無いしな。
何にせよ隣で悔しがってるリバティをスルーして20連目を回してみるとするか。
―62話了
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20連目は明日ですねー、時間の都合で短くて申し訳ありません。
今回のガチャ結果です。やはり今回もサイコロを回しました。
1~3:SSレア
4~9:Sレア
10~50:レア
51~99:コモン
100:レジェンド
【1D100:18】レア
【1D100:26】レア
【1D100:9】Sレア
【1D100:3】SSレア
【1D100:57】コモン
【1D100:54】コモン
【1D100:46】レア
【1D100:26】レア
【1D100:43】レア
【1D100:15】レア
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