第10話 緊急事態

ピカロの魔物を倒してから数日していろいろな特殊の悪魔を契約できるようになった。


◆ オルフェイス…音楽を司りギリシャ神話に描かれていた者で火炎魔法特攻の分氷結に弱い 賊神ピカロ化の方法=賊神ピカロ餓狼の健5本、汚染された堅牢な木の棒1本、汚染された琴の残骸1個、オルフェイス一体、賊神ピカロコア。


◆ タナトス…ギリシャ神話に描かれていた死を司る神で対極属性魔法コウハ系とエイハ系を使う事ができる 賊神ピカロ化の方法=賊神ピカロ餓狼の頭蓋骨1個、汚染された鉄刀1本、汚染された棺桶10基、タナトス一体、賊神ピカロのコア。


◆ メサイア…救世主のなを持ち万物属性神聖星爆連撃ホーリー・スターバースト・ストームを使用する事が出来る 賊神ピカロ化の方法=賊神ピカロバードの翼2翼、聖水10瓶、浄められた棺桶5基、メサイア一体、賊神ピカロのコア。


◆ アテナ…知恵と戦略を司どる女神だが雷に弱い 賊神ピカロ化の方法=穢れ無き中盾4枚、穢れ無きハルバード1本、穢れ無き装備一式1着、アテナ一体、《ピカロ》のコア。


◆ イザナギ…日本神話に登場する産み神で雷を撃ち出すが疾風に弱い 賊神ピカロ化の方法=汚染された絹糸50個 汚染された仮面1枚 国生みの剣一本 イザナギ一体、賊神ピカロのコア。


◆ 伊邪那岐大神…真言を司る事が出来たイザナギ固有魔法幾番の真言を使用できる 賊神ピカロ化の方法=浄化された絹糸50個 浄化の仮面1枚 黄金の輪廻の大太刀1本 伊邪那岐大神一体、賊神ピカロのコア。


◆ マガツイザナギ…黄泉の呪い食らい邪神に堕ちたイザナギで幾番の怨念を使用する 賊神ピカロ化の方法=呪われし絹糸50個 呪刀マガツ1本 死者の血管10本 邪神の仮面1枚 怨霊の残滓100個 マガツイザナギ一体、賊神ピカロのコア。


◆ カグヤ…月の住民で絶景の美貌を持つ少女で彼女しか使えない流星聖波スターホーリースウェイズを使う 賊神ピカロ化の方法=禍月の十二単1個 禍月の浮遊鎧1着 反魔の鏡1枚 カグヤ一体、賊神ピカロのコア。


◆ アリアドネ…神を侮辱した罪でクモの怪物にされた美女で固有魔法魔クモの束縛を使用する 賊神ピカロ化の方法=賊神ピカロの蜘蛛の糸10個 蒼流の布1反 吸魔の石10個 アリアドネ一体、賊神ピカロのコア。


◆ アステリオス…神の契約を破った罪で牛に恋した妃が生み出した怪物で固有魔法暴魔牛の迷撃を放つ 賊神ピカロ化の方法=賊神ピカロの暴牛の角2つ 牛人の鎧1着 破約の小手1着 暴虐の大斧1本 アステリオス一体 賊神ピカロのコア。


◆ ツキヨミ 月を司る神で固有魔法月光の剣雨を使う 賊神ピカロ化の方法=月光 石50個 月光刀三日月1本 月の衣1着 ツキヨミ一体 賊神ピカロのコア。


何やら外の方が騒がしいと思い門に近づくと懐かしい人がいた。

「何で入れないのかよ!」

『怪しいからだよ! 見た目で!』

「見た目で決めるな!」


門番と口げんかしているのは寛治君だった。


「寛治君!? 何でここにいるの!?」

「おっ、修二久しぶりじゃネェか」

「久しぶりだけど何でこんな事に成っているの?」

「実は…」


理由を聞くとA学校村が独裁政治に成って寛治君率いる守御班の特殊スキル持ちを反逆者と断罪して寛治君を追放にして守御班は奴隷に似た冷遇に扱われる事になった。


「淳史君もう好き勝手しているね」

「全部合っているけどアイツ会ったらタダじゃサセネェ」


かなり根に持っていたのか指の骨を鳴らす。


「何が起きてテッ修二君のお友達?」

「うん彼の名前は獄輪寛治」

「寛治だ、呼び捨てで良いぜ」

「それじゃそうして貰うよ、寛治」


勇樹君と挨拶をして事情を説明すると中に入れるようになった。


「マジで助かった」

「ココに来るまで何していたの?」

「嗚呼、それは…」


話によると様々な悪魔や魔物を見たけど特殊ユニークスキル《破壊》と《守護》《打破》で打ち倒したらしい。


「おいおい、彼まさかの物理ゴリ押し系?」

「多分そうじゃ無いかと思うよ」


彼のヤンキープリ引いてその魔物の正体や特殊ユニークスキルの事を伝える。


「なるほど、賊神ピカロやスキルランクで分かり難いけど要するに賊神ピカロは強くて特殊ユニークスキルは進化したら強いってことだけは分かったぜ!」


かなり荒業だけど理解した。

取り敢えず場所を会議室に移動してA学校村にいたときの形状を詳しく説明すると何かしらの研究をして他の皆に内緒にしたけど寛治君が研究データを見たせいで追放される様になってしまったらしい。


「それがその研究データだけど龍王賊神ドラゴン・ロード・ピカロッテ言う龍を使って何か企んでいやがる」


賊神ピカロ関係の魔物の名前が出るけど聞いた事が無く考えたときに兵士の鎧を着た人が部屋に入ってくる。


『大変だ! A学校村が俺たちと戦争をすると宣言したぞー!』

しかもかなりとんでもない事を言って来て。

「「「えぇ―――!?」」」


勇樹君と寛治君とそろって叫んだ。


「ちょっと待って何でこんな時に戦争なんかするの!?」


勇樹君が理由を聞くが多分。


『それは〖俺の村以外の連中らなんて要らないからさ!〗だと!』


我儘極まりないその言葉に思わず。


「あのバカ―!」


怒りとストレスが滲む寛治君が叫び。


「前々から思ったけど彼やっぱりバカ!?」


自分の彼のバカさ加減にひいて天へ叫ぶ。


「やるしか無いね」


これはもうやるしかないと悟る。


「そうだね、それに賊神ピカロのドラゴン版が出てきたら終わりだし早め

に終わらせるしかないよ」


話を決めて即座に戦争の準備をする。

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