第12話 困っている人の行方
散々困っていた人がいたとする。
かなり困っているようだ。
良かれと思って手を差し伸べたり
困っているようだから助け求めてきたときに
助言したりする。
ここまでは助けた方も気分がいいだろう。
しかし、今度は困っていた人が
心理的にも色々な状況から抜け出し
困らなくなってくると、今度は恩を忘れて
自分勝手な言動をしたり
手を差し伸べてきた人に対して
馬鹿にした目つきで見てくる。
この目つきは一体何なのだろうか。
人を見る目を持っている人や、
対人関係に敏感な人はわかるだろう。
もうここまでくればお分かりだろうか。
困っていた人は自分が助かったり
自分が出来ることを持ち
他の人の出来ないことを見て
人に勝ったり、困っていることから抜け出すと
嫌な雰囲気で包まれるのだ。
どうやら、困っていた人は
思っていたより、ずる賢く人より勝りたい気持ちが拭えず
自分に困っていたようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます