しがないテイマー同級生探索者と一緒に配信することになった

枯渇の魔女

二人の出会いと卵の出会い

第1しがないテイマーと卵

現在 2024年8月24日 PM5:26 日本のダンジョン内


 「よし、卵の孵る準備完了っと あとは待つだけだな」


え?何の卵が孵化するかって。

今、孵化しようとしている卵はコカトリスの卵だ。



『グギャギャギャ』『フーフー!』『ブォォォォオ!』


「はぁ〜 やっぱり来やがったか」


この奇声は全部魔物の声だ。

魔物の卵は孵化をする時にダンジョン内の魔素をたくさん吸収する性質がある。

そのせいで魔物が襲ってくるんだ。


なら、どうやって卵を守る?


「簡単だね………向かってくる奴はすべて殺ればいいだけだからな!」


今回は幸いにも下級の魔物だし簡単だ


「他のやつを呼ぶか?」


「いや、俺たちで十分だろ」

  …………カチャ

「水平斬り」


水平斬り、刀何かを薙ぎ払うことで前方の敵を一斉に倒すことができるスキルだ。

この技は予備動作が少なく俺は重宝している技だ。

まぁ、俺は前衛ではないからスキルに頼っているが武道の経験者の方が一対一で戦うと俺は確実に負ける。


『グギャギャギャ』『ブルルルル〜』


「はぁ〜 まだ湧いてくんのかよ まぁ、何体でも相手してやるよ!」


〜30分後〜


「ふぅ〜もうこれで終わりだろう」


今、俺の目の前には死体の山ができていた。

ざっと三千体ぐらいはある。


「今回はいつもより多いな」


「あぁ全くめんどうなこった」


いつもなら十分ほどで終わるのに…

そういえば、途中からの魔物は操られていたような……


「まさかな…………鑑定!」


ちっ やられた!


『鑑定結果 石(偽装魔法付与)』


卵が盗まれた!!


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