応援コメント

第9話:作戦会議」への応援コメント

  • 大量の書き溜めがあるということで、しばらくはコメントは控えて読もうかと思いましたが、YouTubeを見たのでまたコメントさせていただきます。
    毎度辛辣ですが申し訳ありません。

    文章表現としては、とても読み易くなっていると思います。

    他の方の意見にもあったように、やはり世界観が描写されていないことと、話が早足なことが気になります。

    魔法のある世界であるならば、例えば舞台の演出を考えながら『花火の替わりに、ここで空に向けて盛大に爆裂魔法でも放ってみようか…いや、爆裂魔法は派手だけど火事の危険がある。ここはスタッフを雇って光魔法を左右から連続で打ち続けて…いや、むしろ野生のウィル・オ・ウィスプを放ってみるのも面白いかも』等、作中の世界での常識を書いてみたり、何気ない会話や日常風景の中に、魔法が当たり前に存在する世界を書いてみると、読み手には自然と世界観が形成されるのではないかと感じます。

    他のものと比較してはいけないかもしれませんが、映画のハリー・ポッターは世界観の表現が多彩だと感じています。
    使い魔の存在、百味ビーンズ、学園中に彷徨うゴースト、喋りかけてくる絵画…等々。
    描かなくても物語を進行する上では問題がないけれども、それがあるとないのとでは雰囲気が全く変わってしまうかと思います。

    またテンポを良くするために余計なことは書かないようにしているため、伏線がバレバレという欠点もあるかと思います。
    ストーリーに枝葉の部分が少ないため、現在の情報は全て必要最低限であり必須なものだと思っています。
    そうなると伏線は張ったとしても即バレてしまいます。
    不要な会話や行動を書くことで日常感を出せる上に、後々『あの会話が実は伏線だったのか』と驚かせることも出来るかと思います。

    あと、世界観だけでなく人間関係の描写も足りないのかなと感じることがあります。
    上にも書きましたが、物語の進行上不要な会話や行動が書かれていないイメージです。
    好きな食べ物の話や、普段の生活の話。
    そんなものを書いてもテンポが悪くなるという考えも分かりますが、それも書き方次第ではないでしょうか。
    現在であれば、リックがパン作りに並々ならぬ熱意があることが唐突に分かります。
    例えば、初めてのライブ前から『リックが練習の合間に自作のパンを差し入れてくれており、そこでパンを食べながらみんなで雑談する』という日常風景を差し込んでおけば、現在の状況は『あれが伏線だったのか』となるのかなと思います。

    テンポの良さを重要視していることは返信を見るとよく分かります。
    しかし読み手としてはテンポを悪くする文章(=あらすじ以外の部分)を作者さんが意図的に削ってしまっており、必要な情報しか入ってこない状態です。
    以前も書きましたが、悪い言い方をすれば作者さんは『世界観や人物像の造り込みをしていない』『登場人物は物語を進めるために必要な駒』という解釈が出来てしまいます。

    自分はガンダムを見て、最初に驚いたシーンを鮮明に覚えています。
    コロニーに傷がつき、そこに風船のような物体が飛んでいき、それが弾けると傷の部分を塞ぐ…というシーンです。
    コロニーに傷がつくと、貴重な空気が失われてしまうため、必須の技術なのだと解釈しました。
    ガンダムを語る上で、全く関係のないシーンであり、描かなくとも何ら支障はないシーンだと思います。
    でも自分はそのシーンで『宇宙で暮らす』という世界観に触れました。
    テンポも悪くなるかもしれないし、どうでも良いシーンだけれども、鮮明に覚えています。

    同じように、アムロがマチルダと一緒に写真を撮って喜ぶシーンも好きです。
    ガンダムのあらすじを語る上でマチルダが出てくることは多くはないでしょうし、アムロが写真を撮って喜んでいるシーンがあらすじに絡んでくることは決してありません。
    でも、それらはガンダムという作品の中に不要なものなのでしょうか?
    自分は物語ではなく、世界観や人物像を知る上で必要なものだと感じています。


    毎度辛辣なことばかり書いて申し訳ありません。
    今から120万文字を書き直すことはとてつもない労力だと思いますし、望みません。
    同じようなことの繰り返しになって『聞いていてうんざりだ』と思われたなら言って下さい。

    ですが、他の方も言っているように文章は読みやすくなったと感じています。
    決して死産ではないと思っていますし、ストーリー自体は面白いと思います。
    面白いからこそ、より魅力的に出来る部分を磨いて、より高い評価をもらえるようになって欲しいなと感じています。

    応援しています。

    作者からの返信

    pox-blackさん、コメントありがとうございます。
    話が早足、は意識してやっていました。
    しかし今はもう少ししっかり描写する方向で改修予定ですので、また殴るつもりで読んでいただけると嬉しいです。

    テンポの出し方を、削るやり方で出そうとしていたので、なるべく削らずテンポを出せる方向を模索してみようと思います。
    まだそこまで形にはなってないかもしれませんが・・・。

    リックに関しては、個人的に迷う所ではあります。
    まず最初に強いインパクトを出してから、そのキャラクターを掘り下げていく形でやろうとしていましたが、失敗しているのかもしれませんね。
    やっぱり駆け足過ぎたのかな、と思います。

    辛辣なこと、は本当に助かるので嬉しいです。
    改善点がわからないことが一番怖いので・・・m(_ _)m

  • ガンダム解説動画の方から来ました。いつも興味深い解説動画をありがとうございます。自分はカクヨムに慣れてないので、ひとまずここを感想を述べる場所として使わせていただきます。

    率直に言いますと、面白いです。はらわたが煮えくり返るような怨敵をどうにかこねくり回して、さり気なく自分の物にして幸せにもしちゃるわ、っていう強欲な主人公は見ていて痛快ですし、天才肌で内心は超我儘気質、それでも一枚ひん剥けば人の子なヒロイン(?)も、味の尽きないガムみたいな味わいがあります。

    それだけに……薄いっ! 内容ではなく、文字の黒い部分……地の文の緻密さが圧倒的に足りない……!
    小説なんてのはわりと退屈な媒体です。あやすように、擽るように、常に目を文章に惹きつけつつ、RPGのように読者に自分で操作してステージを進めさせるような感覚で地の文とセリフを行き来させ、時には少し戻って確認する余地を残す。そういう感じの作品の方が、私には読み易くて良い作品なのだと感じられます。要は後戻りできないスーパーマリオブラザーズとNewスーパーマリオブラザーズ、どっちがプレイしやすいか、ですね。感想ですけども。

    素人なので受けた印象の話をしますと、舞台、あるいはアニメの骨子を読んでいるように思えました。アニメで例えると、1話のダイジェスト、2話のダイジェスト、を字で読んでいるような。なんと言いますか、絵をおくれ……そして出来るなら動いているところを見せてほしい……! 読んでみて面白いのは分かったから、もう円盤貸して観せてくれ……! という感じです。あ、でも『、や。』をどこに置くかはアニメめっちゃ勉強になります……!

    アニメも動画も絵と動きがあるのでその分の情報は文字にされなくても「あれはガンダムだ」、「いいや、あれはガンダムではない」、「なんかモヒカンがヒャッハーしてる……怖い人たちだ……」、「あ、女の子だ。ふふ、主人公が優しく接してる。好きなんだな」みたいなのは分かるんですが、小説だと文字にして説明してもらわないと何も分からないので、世界観、組織の概要、作中世界での空気感、人間と人間がどういう風に繋がっているのか、などをもっと詳しく書き足してもらえれば、もっと想像の余地を広げられて、心地良く読み進められると思います。

    まあ、とにかく駆け足でも自分の書きたいものを書いてじゃんじゃん投下したい! って感じでしたらまったく無用の駄文なのですが……

    最後に自分語りとなりますが、死産、と言われていましたのでぶっちゃけると、私もアマチュアながら小説を書いているのでこの作品の雰囲気に物凄い身に覚えがあり、ただいま気を抜くと身悶えてしまっております。当時は無謀にも掲示板に晒して手酷くボロクソ言われ、今も残る心の傷となっていますが……それでも、あの時書いた小説は、いつか必ず書き直して世に出し直してやろう、と思っています。

    だって面白いので。

    あの時の小説のダメな所は、ただただ私自身の若さゆえの不足した技量であり、想い着いた世界、キャラ、ストーリー、願いは、絶対の絶対に面白くない筈が無い。作品に相応しい技量を身に着けてから、改めてキーボードを走らせようと思っています。

    なので……どうか、異世界アイドル革命!死に戻り悪役令嬢は閃いた『こいつら全員アイドルにしてしまおう!』の事も、諦めないであげてください。生まれる前から死ぬ運命だったのなら、記憶を持ったまま転生した主人公のように、また新しく生まれ変わらせてあげて、次こそは幸せにしてあげて欲しいです。

    要所要所の粋なセリフや、昔のアニメのような複雑で透明性のない人間関係、ガッツリ胃袋をぶん殴ってハートをひやりとさせるキャラクター……何より、難攻不落なヒロイン(?)をありとあらゆる手によって包囲し、理不尽な城壁に、より理不尽な情熱の大砲をぶちかます主人公、というような作劇は非常に興味深く、確かに面白いと感じた所です。悪い所にばかり留まる目と、常識の足りない口と指ではありますが、それでも輝く光を前にいてもたってもいられず、こうして何が正しいかも分からない感想を書かせていただきました。

    多分所々かなり失礼になっていると思いますが、ご容赦いただけると助かります。動画の方でいつもお世話になっているだけに、あわよくば小説の方でも楽しませていただければと、だらだら私見を連ねさせていただきました。少しでも何かのお役に立つことができれば、幸いです

    作者からの返信

    璃山蟹瑠さん、コメントありがとうございます。
    地の文の不足は確かにと思いました。
    元々はテンポよく読んで貰おうと色々画策した結果でしたが、削りすぎて装甲がスカスカみたいになっちゃってましたね。

    >>多分所々かなり失礼になっていると思いますが
    詳しくはっきりと書いていただけるのは本当に助かります。
    実は以前これよりも地の文が少ないものを賞に応募した時の評価シートが、『もしかしたら漫画なら読めてしまうかもしれないがライトノベルとしてはシナリオの構成を詰めていく必要が』という内容だったのですが、シナリオの構成の具体的なものがなかったので私的に止まってしまっていた仮題でした。

    ただそこに、地の不足を指摘していただけると、だいぶ改良の方向性が定まったのでありがたいです。

    >>アニメの骨子
    たぶん、頭の中の絵を文章にする時の選択を間違えていたのでしょうね。
    もう少し状況や環境に比率を割くようにする予定です、本当にありがとうございましたm(_ _)m


    ※追記です。
    もしよろしければ、比較的地の文がマシだった回がありましたら教えていただければ幸いです。
    そこをベースに地の文を増やしていければと・・・m(_ _)m

    編集済