第11話【配信】数日ぶりの配信!!
試験の一週間前から、レベルを上げ続けたおかげでゴーレムのレベルは18になった。毎日不死兵を倒し続けて必死に狩りをし続けた結果、レベルをここまであげることが出来た。
「しっかし進化するために必要な経験値が足りないな…もっとレベルを上げやすい場所はないのかな?」
明日には戦わないといけないし…今日もレベルを上げたほうが良いのかな?
「アロンは、今日もレベルを上げたい?それとも今日は休暇にする?」
俺はアロンに話しかけた。最近になってメモ用紙等を使って意思疎通を取ることができるようになったのだ。そして、アロンの答えは以下の通りだった。
『今日は休暇にしたほうが良いと思います。理由としては急激にレベルを上げ続けた弊害でステータスが10%程下がった状態になっています。本日安静にしていれば回復しますが、レベルを上げるのとステータス10%の減少を比べた時に、ステータスのほうが重要だと思います。』
「ステータスが10%減少していた状態で戦ってたのか…気づかなくてすまなかった。それとやっぱり字が綺麗ですごいね」
『ステータスの減少については気にしないでください。むしろステータスが減少した状態のまま戦闘するという経験をつめたので良かったです。字のことを褒めてくださりありがとうございます。』
「それじゃあ今日は何をしたほうが良いと思う?」
『今後のことを考えて、配信をしてお金を得るのはどうでしょうか?』
「そうしようか!!それじゃあ配信を始めるけど大丈夫?」
『問題はありません。ただ、タイトルは工夫しておいたほうが良いかと。』
「一応工夫しておこう…ダンジョンでの戦闘を期待してるかも知れないからね…」
アロンも進化したし、その記念というって話でいいか…
「急に配信をしてすみませんでした!!ちょっと試験が近いので必死にレベルを上げてました!!」
コメント欄
・待ってたよ〜
・レベル上げを頑張ってたんだね!!それじゃあ配信ができなくてもしょうがない!!
・後ろにいるのがゴーレム?
・前よりもデカくなってない?
「ゴーレムも進化することが出来て万々歳ですよ…一応18までは上げたんだけど、他の生徒がどれくらいのモンスターを持ってるのかわからないんですよね…」
キラーパイソンについては、相性が良かったから倒すことが出来たわけであって相性が悪かったら負けていたかも知れない…
「レベルを上げてみてわかったんだけど、魔法には弱いみたいなんだよね…物理に対してはめっぽう強いんだけど、魔法とは相性悪いみたいで…」
コメント欄
・ゴーレムは魔法ではめ殺しにしろって先生に言われたし…そこはしょうがないんじゃない?
・そもそもこんな短時間でどうやって上げたんだ?キャリーでもしてもらった?
・いやいや流石にしてないでしょ。というかキャリーはむしろ経験値効率が下がるから良くない。
・魔法に弱いんだ…初めて知ったw
「どこで戦ってたのが気になる人がいるみたいなんで説明すると…不死王のダンジョンに行ってました。」
コメント欄
・!?
・不死王のダンジョンwwwwww
・本当に?嘘じゃないよね?
・戦うのが辛いって聞いたよ!!本当なんだよね?
「本当だよ。証拠になるかはわからないけど…これでどうかな?不死兵の骨って言うアイテムなんだけど…」
不死兵の骨は効果がないアイテムと世間からは呼ばれており、取引の価格も肥料として使えるという部分くらいしか利点がないため、非常に安価で取引されている。だが俺はこのアイテムに可能性を感じたのだ。
「このアイテムさ…どうにも臭うんだよね。だって一応はアイテムなんだよ?それが使えないなんてことはないと思うんだ…」
コメント欄
・流石にそれはないと思う。だって日本政府が高位鑑定をして調べたけど、使い道がないって判断されたんだぞ?
・肥料としては非常に優秀という評価をくだされてるんだし、売っちゃえば?
・まぁまぁ人にはそれぞれの考え方があるんだから、否定するのはよくないよ
・何かしらの可能性はあるかもね
・とりあえず不死王のダンジョンに行ったことは確定したなw
「だからとりあえず取っておくことにしたんだ!!後で価格が下がったとしても後悔はないしさ!!」
この骨に何かしらの使い方はあるはずだ…もしかすると不死兵の骨は高位鑑定ではレジストされてしまうのかも知れない…それなら、ダンジョンの完全攻略の報酬で聞くしかないかもな…
でもそれよりも今は、テストに向けて戦略を考えたりしないといけない…ちょっと聞いてみるか
「俺戦術なんて考えたことがないから、だれか教えてくれる人居ない?」
コメント欄
・戦術か〜俺の専門外っすw
・戦術はどういうのを想定しているのかによる。そのゴーレムが中型であると仮定すると、それよりも大きいモンスターと戦うのか、小さいモンスターと戦うのか…どちらを選ぶ?
・有識者が居たか?
・正しいことを教えるのかはわからないぞ〜
「う〜ん…ゴーレムよりも巨大なモンスターと戦うのなら、こちらから積極的に仕掛けたほうが良いのでしょうか?」
コメント欄
・そのゴーレムよりも大きいモンスターと戦闘をするなら、こちらから仕掛けるのもありだけど、相手の体力を消耗させることのほうが楽に倒せるよ。体力を消耗させれば動きも遅くなるから、比較的簡単に戦うことができるぞ!!
・意外とまともだったww
・俺も同じ事思ったww
今日も見てくださりありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます