第39話 ここは日本
ここ数ヶ月、本を読み、政府に怒り、本を読み、政府に怒っていた。
小説の更新通知用に作ったはずのXのアカウントは近頃政治のはなしだらけ。申し訳ない……。
本当にどうなってしまうんだろうという不安や焦燥で、気づくとRTしている。僅かながら今の私にできることはこれくらいだと、たぷたぷ指を動かしている。
こちらの不安や焦燥をよそにアタオカな政治家たちがどんな暴挙にでようと、ここで暮らすしかない人はごまんといるでしょう。私も、海外移住など夢想しつつ、ここにいるしかない理由がたくさんある。大好きだった生まれ育った国が、こんな生きづらい場所になってしまってかなしい。知らずに生きていた方が幸せで、だからこそ政治に興味のない人、知らないでいることを選択している人が多いのだと思う。だって知れば知るほど腸煮えくり返りそうになるし、辟易して日常生活に支障が出るもの。心身ともに健康を維持する為には知らない方がよっぽどいい。でもそのうちに、日本が日本でなくなってしまっている。気がついたころにはここはどこ?ってなってる。その方が恐ろしくて、私はようやく知ることにしたのだ。
私は知らなかった。私たちが必死に働いたお金が、どれほどドブに捨てられているかを。
私は知らなかった。これからを担う子供達のための場所や食べ物が、奪われているのを。
私は知らなかった。環境保護のために使用されていると思っていたソーラーパネルの害を。
私は知らなかった。不法滞在者の数を。そしてその人たちが犯している罪を。
こんな国でいいわけがない。衰退して当たり前だ。
こんな国でいいわけがない。よその国の人のための国なんかであっていいわけがない。
ここは日本だ。日本人のため、ただそれだけのための、日本だ。
その前提を崩してしまっていては、政治家への信頼もクソもないだろう。国民のためを思わない政治家に、なんの価値があるのだろうも思わずにはいられない。
さもありなん 三家ヲ臀 @mikeoshiri
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