280話目 宇垣昌弘、自分を鼓舞する。
『昌弘さん覚悟を決めましたね!
行くんですね!向こうの世界へ!』
天使ちゃんは満面の笑みで微笑む。
戦艦ゴーレム達は戦争ができると大喜びしているが、チート国家アメリカの恐ろしさを知っている俺としては身体の震えが止まらないくらい行くのが恐ろしい。
『そんなに簡単に覚悟ができるか!!』
と言いたいくらいだ。
向こうの世界は西暦2025年以降に
核戦争で人類が滅びる可能性が20%もある。到底住む気にならない世界だ。
行くのは1925年なのでまだ100年の猶予がある。
300万人以上が虐殺されたとも言われるユダヤ人達を考えると無視はできない。
『差別され迫害されている、我々ユダヤ人を助けていただき、感謝致します。
』と大勢のイスラエル共和国のユダヤ人達から俺は感謝された。
大勢の美少女や美人から感謝されて、
助けて良かったなと心から思えたものだ。
彼らの子どもや孫が欧州で何百万人も死ぬなんて考えたくない。
日本も助ける為には手段は選ばないつもりだ。
ゲートは繋がりっぱなしにはできない。
1週間に1回、日曜日の昼に1時間だけ繋がる事にした。
だが、心の負担が大きくやわらいだ。
向こうから帰って来れる。
この日本から完全に縁が切れるわけじゃない。
ゲートを皇居の地下に置く事にすれば
人目を避けるのも容易いだろう。
それにゲートを開けるのに必要なのは
魔力だ。
向こうの世界の超巨大ゴーレムが大きくなれば、ゲートを週に2回繋げる事もできるようになるだろう。
石油だって、資源だって、レアメタルだって宇垣財閥から買えばいい。
金子さんの工場だって、豊田さんの工場だって年間に1万台を超える製造能力がある。
万台単位で車を輸出できる。
と思うと向こうの日本の工業力をガンガン利用できるのだから悪い事ばかりじゃない。
この日本と宇垣の力があればアメリカが相手だって怖くない。
国力は3倍。兵器生産能力は10倍に増えた日本に驚くがいい。
向こうに人型ゴーレムを3000万人残しても、こちらに7000万人を連れて来れる。
人口は倍だぜ。
そして、日本に入っている朝鮮人は
日本から追い出さなければならない。
関東大震災の時も、盗んだり色々とやろうとしたしな。
ここで朝鮮半島に対する投資を絞れば
予算を大幅に削減できるだろう。
浮いた予算は東北や北海道に投資すれば良い。
まずは日本に投資をするのが最優先だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます