273話目 勇者召喚の時の空間。
勇者召喚の漫画の女神様の居るテンプレのような空間にいきなり俺は座っていた。
『( ゚д゚)はぁ?』
ハイヒューマンになったからこそ、
直感的にわかったのだが、ここは紛れもなく神界、神の世界だということだ。
そして目の前に居るのは、あの勇者召喚の時の女神様と、どことなく日本の神様のような神様である。黒髪の女神様だ。
『昌弘、よくやってくれました。
我々神の未来予知でも、すくなくとも数百年は日本は安泰であると結果が出ました。
貴方に対して褒美を渡そうと思います。』
俺は驚愕していた。
核兵器は出てくるだろうし、核兵器の管理をどうするか、とか、まだまだ目が離せないと思っていたからだ。
だが世界を平和にする為に動いている
人型ゴーレムは1億人を超えている。
世界の列強各国に対しての影響力も強い。更に何かをやらかしかねない国や地域もすでに影響力を持って核兵器開発の妨害準備を始めている。
それらの行動が身を結ぶという事なのだろう。
いや、まさか1925年がゴールになるとは思わなかったが。
アメリカ大西洋艦隊だが、何か偶発的な何かがあれば日本と戦闘になると俺は思っていたのだが、大西洋艦隊の司令長官や艦隊上層部、海軍次官などの
日本に対する危機感がかなり強いという事が判明した。
やはり、石油の販売先を怒らせたらアメリカ経済が崩壊するかもしれないと思っているようだ。
少なくとも石油や石炭の不足が解消されない限り、アメリカは日本を怒らせないような外交政策を継続するだろう。
その証拠にアメリカは太平洋艦隊を極めて小規模に抑えている。
全部の戦艦を大西洋艦隊に入れているくらいだ。
四カ国同盟の事もアメリカは恐れている。
アメリカは今のアメリカになる前は、
イギリスやフランスの植民地を買い取って領土を広げてきた。
イギリス・ドイツ・ロシアの三国同盟に日本が加わった4カ国同盟がアメリカは恐ろしくて堪らないらしい。
この同盟にフランスやスペインやイタリアも参加もしくは協力大勢を作るだろう。
と、なるとメキシコやカナダも参加してアメリカの分割や解体すら考えても
おかしくない。
カナダもメキシコも領土を奪われた事に対する不満は強いからだ。
なるほど。
あの同盟を継続する限り、日本は安泰か。
だから、褒美が貰える事になったのか、、、
なんとなく納得ができた。
『納得ができましたか?』
『もう一度くらいはアメリカと戦争があるかもと思っていたのですが、
納得できました。
ありがとうございます。
この日本が長く繁栄しそうと聞けて
嬉しいです。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます