第6話 世界中からスクラップにするような船を集めちゃいますよ。

俺にとって悩みなのは鉄資源不足である。史実のアメリカのヴィンソン計画対策を考えると鉄資源はいくらあっても足りない。

マジで50万トン戦艦や空母を何隻も作れるくらいの鉄資源がほしい。


(第一次ヴィンソン案

軍縮条約下での建艦計画。1934年のヴィンソン・トランメル法によって予算成立。条約に規定された保有量を満たすための計画。


第一次ヴィンソン案で計画された艦

航空母艦「ワスプ 」

軽巡洋艦2隻

駆逐艦14隻

潜水艦6隻

第二次ヴィンソン案

事実上の無条約期になってから最初の計画。1938年の海軍拡張法によって予算成立。海軍力25%増強を図る。


第二次ヴィンソン案で計画された艦

サウスダコタ級戦艦3隻

エセックス級航空母艦1隻

他に巡洋艦、駆逐艦、潜水艦など。


第三次ヴィンソン案

大日本帝国海軍の④計画に対応して策定。1940年の海軍拡張法によって海軍力25%増強を図るが、査定により11%増強にて成立。同年、ナチス・ドイツのパリ占領を受けて成立したスターク案(同70%増強)と合わせて81%増強。


第三次ヴィンソン案で計画された艦

アイオワ級戦艦2隻

エセックス級航空母艦3隻など。)


異世界でも余るほどエリクサーを持っていたが、今は余るほど鉄資源が欲しいのだ。あ、海底からレアメタルを採取してると、各種レアメタルが豊富に取れているので、クロムとかマンガンとかニッケルとかはそれほど不足してない。

世界大恐慌時とかなら、もう解体したい輸送船とかつくり過ぎてモスボールされている駆逐艦とかが安く鉄屑価格で買えそうだな(ニヤリ)

大統領を洗脳してでも駆逐艦を手に入れるか、、、たしか、300隻くらいが

モスポールされてたっけ。

50〜60万トンくらいの鉄屑が手に入れられるかもしれないな。


というわけで世界各地の日本大使館経由で屑鉄価格以下で買える船をかき集めてもらう事にした。日本の商社はマージンが取れるし海軍は屑鉄(建造に必要な屑鉄)+マージン+建造価格の20%くらいで軍艦が建造できて

ウィンウィンである。

ちなみに帝国海軍は急いでいない時は

石炭の使用を最低限に抑えて6ノット程度で航行するのが普通になった。

6ノット程度ならほとんど石炭を使用せずに航行できる。(石炭を炊かずに5ノットで航行する事は可能だが流石に石炭を炊かずに航行するのは不味いだろう。)

日本国はあまりお金をかけずに富士級戦艦を4隻も揃える事に成功するのだった。(3隻は俺が建造。そのうちの1隻は高尾。)

富士級戦艦は長生きで1945年まで

補助艦艇として使用され続ける可能性がある。6ノットでの航行に石炭をあまり使用しないのは、かなりの燃料代の節約になるだろう。

海水を真水に浄化する能力はかなり高く、乗組員は1日に数回のシャワーが

許され、水の使用に制限が少ないなど

かなり快適な暮らし心地になっている。そこら辺は他国の軍艦とは大違いだろう。石炭を焚べる役目は人型ゴーレムの役目にしてるし。


食事メニューもかなり改善している。

(もちろん脚気予防。)

史実の帝国海軍とは違ってる部分が

多いな。あと、乗組員の人数も史実より少ないから予算削減している。


大型冷蔵庫&冷凍庫もゴーレムの一種。

お風呂の浄化システムもゴーレムである。(浄化魔法による汚れたお湯の浄化をしている。)

メンテナンスフリーな部分は維持費が

段違いに少なくできるので軍事予算の削減に一役かっている。


ローコストで軍艦が建造できるくせに

あまり増やしていないのはゴーレム軍艦なら即座に建造出来るし、人が乗ってなくても動かせて戦闘できるからだろう。人間が乗っていなければ、俺が近くにいるときや、俺の使い魔の水精霊が触れている時はすぐにアイテムボックス内に収納し武器弾薬も燃料も満タンにして修理もして新品同様にして元に戻せるからメリットも大きい。

というゴーレム艦の特徴がもっとも活かせるのは潜水艦であると気がついた方もいるだろう。ゴーレム潜水艦は

無音に近い音しか出さず5ノットで

潜水して航行し続ける事が可能だ。


もしも何処かの国が日本と戦争になったら、その国はゴーレム潜水艦に恐怖を感じる事になるだろう。

潜水時でも敵味方を識別し位置を把握できる潜水艦が集団で襲ってくるのだから。

あれ?これだけでかなりの敵を沈めれそうだな?

200隻のゴーレム潜水艦だけでも

凄い大暴れができそうだな。



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