田舎暮らしは意外とエコやロハスにならない事が多い
ロハスとは、地球の環境保護や健康問題への意識が高い生活スタイルのことを言います。
ある意味スローライフと同じようにも考えられています。
現在日本では、田舎で暮らす生活を環境に優しいエコであり、ロハスであるとも言われていますね。
田舎暮らしは、都会と比べて自然に近くて環境に優しいと思われがちですが、実はそうとも言えないことがあります。田舎暮らしには、意外とエコでもロハスでもない面があるのです。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
田舎では公共交通機関が少なく、車が必要になることが多いです。車は維持費やガソリン代などでお金がかかるだけでなく、二酸化炭素の排出量も多くなります。都会では電車やバスで移動できるので、一人当たりの石油の使用量や二酸化炭素の排出量は田舎の人より少ないのです。
田舎では自給自足の生活をする人もいますが、それが必ずしもエコだとは限りません。たとえば、自分の畑で作物を育てる場合、土地を開墾することで森林や生態系を破壊する可能性があります。また、農薬や肥料を使うことで水質汚染や土壌汚染を引き起こすこともあります。
田舎では冬場は寒さが厳しく、暖房にかかる費用やエネルギーが多くなります。特に雪国では除雪や防寒着なども必要になります 。また、夏場は冷房にかかる費用やエネルギーも多くなります 。都会では建物の断熱性や集合住宅の効率性が高いので、光熱費やエネルギー消費量は田舎より少ない場合があります。
田舎では地域社会や伝統文化に関わる費用や義務が発生することがあります。たとえば、神社や寺院への寄付や参拝、祭りや法事への参加や見栄、町内会や自治会への貢献などです 。これらは地域の絆や歴史を守るために大切なことですが、お金や時間や労力がかかることも事実です。都会ではこれらの義務感は薄く、自由に生活できる場合が多いです。
以上のように、田舎暮らしは意外とエコでもロハスでもないことが分かりました。もちろん、田舎暮らしには都会にはない魅力やメリットもたくさんあります。空気がきれいだったり、自然が豊かだったり、人間関係が温かかったりします。
しかし、田舎暮らしが必ずしも環境に優しいというわけではありません。エコな生活をしたいのであれば、田舎暮らしとは切り離して考える必要があります。エコな生活とは、自分の暮らし方や消費行動について、その影響や責任をしっかりと考えることだと思います。
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