第12話知らぬ間のプロミネンス・・・
「やはり三世ともなると、二十歳代では若いですし大和魂は薄らいで行くのかも知れませんなあ・・・。」
民自党幹事長餅本敏蜜(もちもととしみつ)が溜息混じりに呟いた。
政治家でもない一般市民の発言にナーバスにならざるを得ない自本国内の国民感情を掌握し切れない諸事情がここにあった。
「もしかしたら25、6歳の息子が居るかもしれないんです。」
と、外相の名来みなと(ならいみなと)は言っていた。
名来の話しに依ると君波佐和子(きみなさわこ)がスナック「プロミネンス」のオープン三周年記念でしたたかバーボンの水割りを呑みもう全身ぐにゃぐにゃに酔っ払い送りの車内で欲情した事で名来が燃え上がりシートを倒してベッド代わりにしてくんずほぐれつ致した事が、避妊具なしの見切り発車となり、見事懐妊した次第で、交わってから3年後に
君波佐和子の息子として、紹介されたという。
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