昼の廃墟

昔、日が出てる時間帯に廃ホテルへ探索しに行った時(許可済み)、ある一室に青い作業服を着た業者さんが3人いた。

挨拶したら、廃墟の安全性を確認しに来てたらしい。

「何しにきたん?」って聞かれて少し恥ずかしかったけど、幽霊撮りに来ましたって言ったら「昼間に幽霊が出るんかね」って笑われた。


「確かにそうですね」なんてやりとりを5分くらいしてたら、いきなり目の前が真っ暗になった。

ていうか夜になってた。

スマホを見たら0時を越えてて業者さん達もいなくなってた。

何が起きたかわからなかった。


14時頃に来たのに

5分しかたってないはずなのに

業者さんはどこ


僕は逃げるように帰った。


空白の時間、僕は何をしていたんだろう。

考えるだけで嫌な妄想しか膨らまないので考えるのをやめた。


「昼間に幽霊が出るんかね」

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