第6話 良くできた話(完全世界)

家を出たらおばあちゃんが倒れていて、介抱してたら電車に乗れなかった。

そしたら一本電車に遅れた事で脱線事故を間逃れた。

こういう話が当たり前にある事が、自分自身が神であり、すべてに神が宿る『八百万の神』たる所以である。


すべてが完璧なロードショーの台本が決まっていて、その中からお気に入りのシーンを自分で選んで上映できる。

そんなフィーリングが近いと感じる。


病気にもたくさんのメッセージが込められている。

バランスが傾いている事を教えてくれる。

現代医療はそのメッセージを抑える

『対症療法』である。

治るという事が元に戻る事だと考えるなら

真逆の行為である。

人間は病気で死ぬのでなく医療行為に依って死を迎えているようにしか見えない。

投薬、手術、検査何度も繰り返していけば

自然から遠ざかる。

日常にも食品添加物。

添加物によって冷えた体は発熱によって温められる。

いたって自然な反応なのだが、何故か薬によって熱を下げ、陰陽バランス調整の【陽】反応とも言うべき咳をも薬で抑えようとする。

『悪いものを排除』するための【薬】という『力』によって大切な反応を抑える。

『悪いものを排除』するための【手術】という『力』によって大切な反応を消す。

自然から逆行して真逆のコントラストによって本物を知る。

本物は症状ではなく原因にある。

『変化したいから』

病気になる。

原因を見ずに症状に対処する医療は

『木を見て森を見ず』

現代医療は緊急医療であり、治療するのは自分に他ならない事をいよいよ知る時である。


もともと食べる必要のない【人間】に神が与えたリンゴの木の実。

食べなければ空腹はない。

満腹が無ければ空腹もない。

美味しいという感情と満腹との【差】によって生まれる【空腹感】

誰かとの【差】によって生まれる優越感と劣等感。

欲望を満たした後に来る【差】によって生まれる欲望。

この世はすべて陰陽。

真逆のコントラストによって『今』の自分にスポットライトを当てて、自分を知り、本当の自分に【なる】

【なる】ための鏡の世界が現実世界という事になる。


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