第2話 八百万の神と多神教

日本という国は一神教ではない。

明治から神仏は分離されたようだが、

以前はお寺も神社も同じ境内にあったのかもしれない。

そもそも明治より以前の生き字引はいない。

学校で習う江戸も明治も、ましてそれ以前の様子など誰も知る余地が無いとなれば、

自分の直感を頼りに『過去を思い出す』

この作業が未来を創るという事なんだろう。

過去を思い出す=未来を創る

なんて、いままでの常識で考えれば、逆の事がいま起きている。

いま苦しいなら、良くなり、いま良いなら反転する事はある。

日本の多神教と、古来からの自然信仰である『八百万の神』の宗教観は一緒で、

万物に神が宿り、万物の声を聴く。

すべてのものからメッセージを受け取り、すべてのものに耳を傾け、すべてと調和していく、和(わ)の国。

それが日本なのであろう。




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