第一話
今日もいつも通り学校に行くし、いつも通りのことを淡々と作業するのだろう。
そう考えていたが、今日は違った。学校に行ったら、学校は閉鎖されていた。突然何があったのだろう。
校門の扉に紙が貼られていた。
"学校は廃校になりました。
連絡をすることができず、申し訳ありません。
学校の電話にかけても出られませんので、ご了承下さい。"
紙の文面を信じきれず、学校にかけてみるが、「この電話番号は、現在使われておりません。」のような音声がスマホから流れる。
何気なく見た。学校の前のある家の窓に写った自分の顔を。
その顔は、前に見た…ような気がする。
とりあえず家に帰るか。
帰路の間、さっきの窓に写った自分の顔をどこで見たかを思い出していた。
夢の中で見たような気がするが、鏡で見
たような気もする。
そんなことを考えていたら、頭が痛くなってきた。
家が見えたので、横になって、休もう。
何時間寝ていただろうか。まだ眠っていたい。布団が気持ちいい。出たくない。やっぱりおやすみなさい。
再び起きた。時刻を見たら7:50だった。いつもだったら、学校に行くため、起きる時間だが、学校は無くなったので、もう少しゆっくりしよう。
それから少しはスマホで最近ハマっている、オフラインのゲームをした。
そろそろ起きる気になり、起きて朝食を食べた。時刻は、11:35なので、朝食より、昼食である。
今日は何をしようか。買って置いてある漫画や、小説を読んだり、ゲームをしようかな。テレビを見るのもいいかもしれない。
時刻は18:35になるところだった。夕食を作らなくては。
そこから、夕食を食べ、シャワーを浴びて、布団に入る。
明日は何をしようか。少し、部屋が散らかっているから、片付けようかな。
あっ、でも、今日読んだ小説の新作が出ているから、買いに行って、それを読むのもいいか…
今日は、9:00ぐらいに起きた。
昨日考えていた通り、部屋を少し片付けた。
午前中には終わってしまったので、本を買いに行こうかと思う。
私服に着替えて、近所にある小さな本屋に歩いて行く。
久しぶりに行く本屋は置く場所を変えたようで小説は入口入ってすぐ左の場所だったが、そこは雑誌になっている。
小説は…雑誌の1つ奥のようだ。
自分の探していた小説はすぐに見つかった。
だが、雑誌にどのようなことが書かれているのか気になったので、寄ってみることにする。
何個か取って中をパラパラ見ると、有名人の不倫の話や、今話題の話など、内容は様々なようだ。
その中に"4月18日"という文字の羅列が見えた。
えっ!
自分は春休みになる前の先輩の卒業式に友達と、「もう少しで春休みだね〜!」とルンルン気分で、話していたはずだ。どういうことなのだろう。
混乱が抑えられない。
とりあえず、スマホで日付を確認するが、やっぱり"4月18日"とあり、更に困った。
本屋の店員さんにきょうの日付を聞いた。
「えっと…今日の日付ですか?4月18日ですけど…」と不審な目で見ている。
「今日は何年ですか?」
食い気味に聞いた。
「20XX年です…。失礼ですが、お客様のお名前とお誕生日は言えますか?」
そう言われた瞬間、私は固まってしまった。
私は…誰だ…?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます