景色
おずんぼ
第1話 なんでなの!
「私たちが高校生の頃はね?」
もうその話うんざりなんだけど。耳に胼胝ができるってこういう事か、なんて頭の隅で考えながら、良い感じの表情を作る。
平成の初期と、令和が一緒?なわけない。確かに最近そういうのは。流行ってるよ。けどさ、それって文化だけじゃん!
「でも、お母さんと私じゃ全然違うじゃん。」
「違わないわよ。同じ高校生よ?」
「そうじゃない!環境が違うじゃん。」
「いいえ?」
どう考えても違うでしょ!じゃあ味わってみなよって思ったけどそれはそれで面倒くさいからしまっておく。なんでこんな事になったんだっけ?あ、そうだそうだ。成績が悪すぎるってことだ。でもそれとこれ関係なくない?お母さんは偶然勉強が得意で、私はダメだった。それじゃダメなの?
「じゃあ、私が、環境の違いをお母さんに伝えれば良いんでしょ?」
「そうね、それならいいわよ。」
私、お母さんに今を見せつけることになりました。でも仲間は居る私がどれだけすごいか、見せつけるんだからね!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます