右肩の蝶
@mmm042685
第1話 双子
??『 煉…煉…?起きて、起きてよ。』
煉『 …ん?』
目を擦りながら起きると誰もいない部屋に1人寝ていた。
煉『 …ちっ、夢かよ。』
煉は落ち込んだ、何故なら彼はドラッグをやっている。故に感情、感覚、全てが人と異なりおかしかった。
煉『 今日も…朝一できめないと…』
煉はそう言い数粒錠剤の薬を飲んだ。
煉『 これで早く忘れないと…。』
煉は昔の記憶を消す為にドラッグをやっていた。だがその記憶は一向に聞ける気配はない。何故なら今のドラッグをやっている前に"禁断の恋"という名のドラッグをやっていたからだ。
煉『 凛…なんで…こうなってしまったんだよ…。』
凛とは双子だった。生まれてからずっと一緒だった。どんな時も凛はそばに居てくれた、初めての幼稚園、初めての小学校、初めての中学校、初めての高校、全部"初めて"は凛と一緒だった。だから煉にとっては凛は必要不可欠な存在。今の状況で言うドラッグと一緒だった。なのにそんな凛は隣にいない。煉はあの日決意した。もう辞めようと。
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