第111話 始動2
「茜が3,000万円で、私は1,000万円。
当面は問題ないけど、最終目的である島を買ってハーレム島を作るには全然足りないよね。」
高橋美羽は眉間に皺を寄せながらぶつぶつと呟いた。
「まぁ、ハーレム島はまだまだ先の話だけどね。
まずは正の子供を産む。
そして育てる!」
朝日奈茜は拳にを力一杯握りしめると自らの決意を口にする。
「産むって言っても‥
絶対に親に反対されるし‥」
高橋美羽の表情がさらに暗くなる。
「説得するのも面倒だし‥
隠して産むしかないかなぁ。」
朝日奈茜が無理難題を口にする。
「いや、隠して産むって‥
さすがにお腹が大きくなったらバレるよ。
ってか、子育てどうすんの?
まさか学校に連れてこないよね???」
高橋美羽は驚いた様子で瞬きを繰り返した。
「無理があるよね‥
そうなると導き出される答えは‥
留学しかないかなぁ。」
朝日奈茜が語りだす。
「海外に留学して、そこで産むしかないかなぁ。
海外なら親にバレることはないはず。」
「なるほど‥
確かに海外留学はいいかも。
柚木さんと咲さんに、ついて来てもらえれば安心だしね。」
柚木さんと咲さんは最近仲間になった女医さんと看護師さんだ。
「留学するにしてもお金が無いとね。
このまま株で儲けるしかないか‥
急落する恐れもあるから他の手を考えておかないと。」
朝日奈茜と高橋美羽の話し合いは昼休み時間ギリギリまで行われるのであった。
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