第28話 限界
朝日奈正の身体は限界にきていた。
姉の全裸を見た事から女性に興味を持ち、エロゲーや過度なスキンシップにより溜まりに溜まっていたのだ。
普通ならここで自分で発散すればいいのだが、朝日奈正はその行為自体を知らなかったのだ。
倒れることはなかったが、睡眠不足や集中力の低下など今まで経験したことがなかった症状を引き起こしていた。
ここで晶にでもすぐに相談出来ていたら解決策を教えてもらっていたはずだったが、性に関する悩みなどは身内に相談し難いものだった。
* * * *
限界を迎えてた状態で登校すると渚や千に腕を組まれると胸を押し付けられたりするとアソコはすぐに反応してしまう。
渚も千もそれに気が付いていたが、面白がってさらに背中に抱きついたりした。
その後、授業にも集中出来ない状態が続く。
「もう無理!」
お昼休みに入ると食事も取らずに真っ直ぐ保健室を目指す。
保健室には保険医さんが1人で居た為、かなり恥ずかしかったが詳しく事情を話した。
保険医さんは30代の女性で、正が説明している時も笑りたりせず真剣に話を聞いてくれ、原因やその対処法などを詳しく説明しくれるのであった。
さすがに保健室で実践するわけにいかなかったので家に帰ってから実践しようと心に誓った。
謎の体調不良の原因がわかった事で急に眠気が襲ってくるのであった。
保険医さんには寝不足の話も伝えていたので、少しだけ仮眠をとらせてもらう事になる。
悩みも解決でき、安堵もあったのですぐに眠りについてしまう。
正がすぐに眠ったのを保険医さんは確認すると、昼食を摂るために保健室から出て行ってしまった。
* * * *
正が保健室に駆け込んだ情報をすぐにつかんだ者がいた。
その者は親友にその事を知らせる。
知らされた親友はそれはもう驚いてすぐに保健室に駆け込んだ。
そして、爆睡する正を発見する。
ただ眠っているだけだが、アソコはビンビンに反応していた。
ここ数日の正の反応や親友からの情報で体調不良の原因に心当たりがあったので、目の前の状況に歓喜するのであった。
* * * *
「そろそろ昼休みが終わるから、起きようか?」
昼食から戻った保険医さんはギリギリまで正を保健室のベッドで寝かせてくれていた。
「はぁ〜〜〜!」
正があくびをしながら起き上がる。
!!!!!
起きてビックリ!?
何だ、このスッキリした感覚は!!
正が起きると体調不良が嘘のように良くなっている。
この時、正は仮眠をとった事で体調不良が良くなった思っていた。
* * * *
「茜、弟くんの様子はどうだった?」
「ウフフ‥。」
「その様子だと、うまくいったの?」
「もちろん。
ご馳走様でした。」
「え?
ご馳走様って‥。
嘘でしょ?」
「ウフフ‥。」
「茜、口についてるよ。」
「嘘?
さっき拭いたのに‥。」
茜がハンカチで口元を拭きだす‥。
「ブラフだよ‥。」
私の一言に複雑そうな顔になる茜であった。
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