蝶
榑樹那津
蝶
チョウは舞う、私の目の前を、鮮やかで艶やかな羽をはばたかせ、アナタはとぶ。
つかまえようとしても届かない。
私の手は誰かとつながれ、足は恐れというかせがっなからている。
皆、アナタを自由と呼ぶだろう。
その姿はは天を舞う蝶そのものだ。
しかしアナタもまたつながれている。
自由という見えない糸に。
しかしアナタは振りかない
誰かに誰かとつながらことを嫌う糸なき人形なのだから。
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