掌編エッセイ・『#リラックスする楽器の音は?』
夢美瑠瑠
掌編エッセイ・『#リラックスする楽器の音は?』
(これは、「リラックスする楽器の音は?」という、今日のアメブロのブログネタに投稿したものです)
ボクは楽器が苦手で、音楽の時間が苦痛だった。
小学校では縦笛やハーモニカ、中学校ではクラシックギターなどを練習させられたが、どれもものにならなかった。
ピアノはもとより、バイオリンやクラリネットなどを演奏している人はみんな一種の「神」?に見える。仰ぎ見るような天賦の才がある人に見える。
今日は「ウクレレの日」らしいが、家に時たま訪ねてくれていた看護師さんはウクレレを弾くのが趣味で、一度だけ?演奏を披露してくれたことがあった。小ぶりでもやはりギターの一種で、本物の楽器だから、音がきれいで、弾き語りで歌っている看護師さんが本物のプロ歌手のように見えた。生演奏というのには独特の感動があるなあ、と音痴なりに幼稚な感想を持ちました。?
弾くのは全くダメですが、音楽を聴くのはそう嫌いではなくて、インスツルメンツの曲の方が好みです。
「モーツアルト効果」があるというクラシックは、最近のマイブームで、運転中に聴いている。「アイネクライネナハトムジーク」とか、さすがにこれが人類史上の不世出の大天才の曲…そう思わせる説得力がある。
クラシックでいうと、バイオリンのG線だけで演奏するように作曲しているというバッハの「G線上のアリア」というのは、よく自律訓練法というサイコセラピーのBGMとして使用されるそうですが、確かに美しくて静謐なメロディで、深い精神世界の内奥に導かれるという感じがする。
前にも書いた話ですが、二年ほど前からYouTube動画に、神山純一という作曲家の「自律神経を安定させる音楽」のシリーズがあって、これを聴き始めてから長年に患っていた不眠症が治りました。睡眠薬を毎日飲んでいたのがウソのようによく眠れるようになった。脳の一番古い層にある、脳幹というところに響く、科学的に設計されたBGMで、リラックス効果が実験で実証されていて、特許を取っているということで、「折り紙付き」なのだ。そういう安眠効果を謳っている音楽も無数にあるが、ボクはたまたまこれで眠れるようになったので、不眠の人には推奨したい。
クラシックで好きな曲というのはいろいろありますが、旋律で好きなのは「逝きし王女のためのパヴァーヌ」というリスト?の曲と、「パガニーニの主題のための狂詩曲」という誰だったか?の曲です。”美しい”と感じる旋律には独特の何らかの要因があって…云々、という話をテレビでやっていたことがあって、その時は「なるほど~」と思ったが綺麗に忘れてしまったw
美しい、と感じる旋律は僕の場合なぜか”紫色”がオーヴァーラップするようなイメージがあって、こういうのは心理学では”共感覚”、あるいは”相貌的知覚”とか言うらしいのですが、この辺はあまりにもあいまいで、また何か調べて考え直してみたいです。
掌編エッセイ・『#リラックスする楽器の音は?』 夢美瑠瑠 @joeyasushi
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