言葉の依存

ライムとすだち

第1話

人は言葉を信じその言葉の通りに行動を変えてきた。言葉に依存しているといえる

例えば『 二度あることは三度ある』

これは物事には繰り返し起こる傾向がある為失敗を重ねないようにせよ。という意味だ。

しかし『 三度目の正直』という言葉もある

これは三度目には必ず期待していた結果が得られるという意味だ

失敗を重ねた時、

前者の言葉を信じれば少し身構えて引いてしまう。

後者の言葉を信じれば次こそは大丈夫!きっと成功すると前向きになる。

この言葉同士は盾と矛だ

いわゆる『物は言いよう 』なのである

この言葉がいちばん信用できる

物は言い方によって良くも悪くも印象が変わる

ならば言葉などに私たちが動かされる必要は無いのだ。

こうして言葉の頼りなさを言葉で解決している私もまた言葉に依存しいるのかもしれない。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

言葉の依存 ライムとすだち @yosuke06

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ