第四話 なんかおきたらよるだったー

おはよーございまーす。



どれくらい寝たのかは知らないけど辺りは真っ暗でーす。



はい、完っ全に人間だった頃だったら寝すぎてます。



何なら多分この体でも寝すぎてます。



ていうか『人間だった』って思えるくらいにはダンゴムシであることに疑問抱いてないな。



まぁ、この体に適応してきたってことかな?



さーてちょっと気になるし外に出て見ますかねーっと。



ん?ちょっと出口の穴が狭い気がする。



ま、気の所為かな?


☆☆☆☆☆☆



外に這い出ました。ダンゴムシだからこんな進み方しかできないのやだなー。



取り敢えず辺りを見渡してみる。



…うーん。なんか周りの木の葉が光ってるように見えるのは俺だけか???



まぁ一人しかいないから誰にも聞けないんだけど。



明らかにぼんやりと光ってるね?この葉っぱたち。



ていうか葉っぱの光よりも弱いから気づかなかったけど花とかなんかも光ってんな?



どうなってるんだこの世界。



取り敢えず見なかったことにして戻るか?



いや、流石にダメか。



…自分の体がちょっと大きくなった気がするのも気のせいじゃなかったり?



巨大な虫になったりすんのかな。



………それは本当に嫌だな。



よし、妄想終わり。



おなかが減ってきたような気もするし横らへんに堕ちてる葉っぱでも食べときましょ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る