第19話 エアコンドル王国の最後
さぁ戦いの始まりだな。
飛行隊が地上に向けて魔道具の機関銃な物を連射をして、エアコンドル軍とファンベルト軍を狙って撃っているが、精度なのか腕が悪いのか、エンジェル軍の飛行隊はお粗末な物だが、エアコンドル軍は初めての空からの攻撃に怯えて後退をしつつある。
それを追い詰める形でエンジェル軍の飛行隊は、そちらに釣られて攻めていくので、放っておいても良いんじゃないか?
現状はエンジェル軍の飛行隊はエアコンドル軍への攻撃に専念しているのでファンベル軍は放置されているので、ファンベル軍もエアコンドル軍へ攻撃を仕掛けている。
『命令を変更する。第一中隊はファンベル軍の上空の警護。第二中隊、第三中隊はエアコンドル軍の後方から攻撃をして削ってくれ。俺はエルコンドル王国に出向いて終わらせてくる。』
『了解です。』
エルコンドルの王城の上空まで転移で移動してきた。
王城の周りは兵などが出入りをしていて人が大勢いて混雑しているので、今回の作戦に丁度いい。
暗殺スキル、潜伏スキル、偵察スキルを使用して人混みに紛れて移動していく。
今回の作戦は王の暗殺だ。
前回、ラジエント王国を城ごと破壊をして幹部なども皆殺しをして、ファンベル王国の負担が大きくなって大変な思いをしているので、今回は王の暗殺で幹部を残してファンベル王国に後を任せてみようと思う。
1階は軍や商人でごった返しているので、2階にやって来ると会議室や王の謁見の間や待合室で会議室が使われていて、そこだけ騒がしい。
ドアをそっと開けて様子を伺うが王に見える人物は居なかったので3階へ移動する。
3階は王の居住空間になるようで、入口には護衛が立っていたがスキルのお陰で堂々と通り抜けられた。
居住空間でも今は使われていないが会議室があるのか・・・王も忙しいんだな。
王と王妃を見付けたので早速、室内に入り込み粘度の高いウオーターボールを二人の顔に貼り付けると窒息して倒れたので暗殺は完了した。
『王は片付いたので攻撃を目標をエンジェル軍へ変えろ。』
『了解』
王の遺体と王妃の遺体を結界で包み移動をさせていく、入口の護衛に見つかり騒ぎになるが無視をして王の間へ移動させてきた。
エアコンドルの兵が集まってきたが王の遺体を見て膝を付いて呆然としている。
「貴国の王はファンベル王国の殲滅特殊部隊大隊長ライトが討ち取った。これより貴国はファンベル王国の占領地となる。」
3人の兵士が斬り掛かってくる。
「王の敵だ!!」
それを素手で弾き飛ばしてファイアショットで3人を吹き飛ばし威圧スキルを使う。
「無駄な抵抗をして死ぬのは勝手だか、その手間が続くようなら、ラジエント王国と同じ道を辿り王城ごと吹き飛ばされたいか?」
エアコンドルの幹部が集まり跪き
「抵抗は致しませんのでお助けください。」
「では、今すぐ無駄な戦いを止めて軍を撤退させろ。」
エアコンドルの幹部達が軍の総司令官を呼び出し撤退命令を出した。
『第二中隊は、エアコンドル王国の王城へ来て幹部達の行動を見張っていてくれ。おかしな行動をしたら殺害の許可をだす。』
話を聞いていた幹部達が青ざめる。
「話は聞いていただろう。おかしな真似をすれば命はない。」
幹部達は震えながら頷く
「は、はい。」
「命令を出さなくて良いのか?俺が余計な攻撃を受けてもお前達を城ごとふっ飛ばすぞ。」
幹部達は、それぞれの部下に命令を告げている。
しばらく待っていると第二中隊が到着してリリアが
「お待たせいたしました。王を討たれるとは・・・流石です。」
「お前達が攻撃を受けたら殺害のを出したが撤退しても構わないし殺害後、連絡をしてこい。この王城をふっ飛ばす。」
「了解です。」
「俺は戦場へ戻る。」
転移でエンジェル軍のいる上空へ戻るとエアコンドル軍へ追撃を行ってるようなのでエンジェル軍の飛行隊へ向けてファイアショットを放っていくとサシャが合流する。
「お前は俺を見つけるのが早すぎだぞ。」
「当然だよ。私の旦那様なんだから。」
「ああ、そうだったな。」
マークも合流してきた
「エアコンドルの王を討たれたとお聞きしましたが・・・お一人で凄いですね。」
「その話は後で聞こう。このままエンジェル軍を追い返すと後ろにファンベル軍が居るのでエンジェル帝国側に押し返すように攻撃をしていくぞ。」
「はい。」
「サシャとマークは上空から見ながら上手く攻撃をして誘導してくれ。」
「了解です」
と言うと二人で相談しながら攻撃を初めた。
俺はエンジェルの飛行隊へファイアボールを放つとエンジェルの飛行隊が隊列を組んで飛んでいる所へ命中して10機を巻き込んで落とせた。
地上のエンジェル軍への攻撃も同時に行っていくと撤退をし始めたので、しばらく様子を見て帰還命令を出した。
隊舎に帰って報告をしに本部へ向かいエアコンドル王国の王を討ち取った事を報告して後は任せることで話は纏まった。
後日また、勲章が貰えるらしいが、そんな事をしてる場合では、無いと思うけど。
サシャと帰宅したら皆で夕飯を作っていた。
「ただいま。」
「すいません。お世話になってしまって。」
サキが調理しながら笑顔で
「楽しく調理してるから大丈夫だよ。サーラちゃん料理が出来てすごいね。」
「家で毎日作っているので・・・お姉ちゃん帰ってくるのが遅くて疲れてるし・・・。」
「いつも作ってくれて助かってます・・・」
「サシャ、いつも通りの話し方に戻しても良いんだぞ?なんだか・・・別人みたいで抵抗があるんだよな・・・」
「えっと・・・はい。」
サキが可愛く首を傾げている。
「今日はなんだか疲れたな。」
「大隊長が一人で頑張り過ぎだよ。一人で王様を討ち取りに行っちゃうから・・・もぉ。」
「家で大隊長とか呼ぶなよ。疲れる」
「そうだよ。ライトって呼んであげれば?」
「・・・ライト。きゃぁ。」
頬を赤くして恥ずかしがっている
「ドキドキしちゃうよ。」
「あははは。いつものお姉ちゃんに戻ってる。」
「そうなんだぁ。」
夕飯も美味しく食べ終わって今日の話をサキがサシャに聞くので、色々と話をして盛り上がるが夜遅くなっていたので妹達はミリアの部屋で一緒に寝ている。サキが
「わたし明日、早いからもう寝るね。」
「じゃあ俺も寝ようかな。」
「ライトはサシャと一緒に寝てあげて。わたし朝早いし。」
「え、でも・・・」
「明日は一緒にね。」
「わかった。」
「良いのかな?ありがと。サキちゃん」
サキが自分の部屋に入ったので俺は自分の部屋にサシャと一緒に入る・・・
スゴイ違和感だな・・・俺の部屋にサシャがいるよ。
「悪いけど部屋着に着替えさせてもらうな。」
「あ、うん。」
着替え終わると
「えっと・・・わたしは、制服で寝れないので脱いでもいいかな?」
「あ、そうか・・・着替えも持ってきてないんだよな。サキに借りてくるか。」
「もう寝てると思うから大丈夫だよ。」
制服を脱ぎ可愛い下着姿でベッドに横になるサシャ・・・
「子供っぽい下着でゴメンね。」
「え、あ・・可愛くて良いと思うよ。」
「ありがと。ライトも一緒にねよ。」
「あ、うん。」
横になるとサシャが
「えっと・・・ライトにキスをしても良いのかな?」
「え?あ、良いんじゃないかな・・」
口にキスをされて抱きつかれて胸が当たり思ったより胸が大きくて柔らかいんだな・・・
積極的なサシャが攻めてくるがライトもサシャが可愛いので・・・
お腹を触ると柔らかくて気持ち良いし・・・
サシャは服着てないんだよな・・・
抱き合う二人。
幸せな時間を過ごせた・・・。
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