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 冬。ぼくらは何も持たず、何が面白いかさえ分からないでいた。ぼくらは踊る。チェロの音、ダンス、ダンス、ダンス。踊り疲れて寝転がると波打つ音がする。ぼくたちは知っていた。海が背後に広がっていることを。一匹の亀が海から上がってきた。耳をすませば確かに旋律が聞こえていた。

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