第1~6話 に対しての蛇足~その一~

 グーワ・マッシュの蛇足 ~その一~


 蛇足と称して本編からそれる内容です。ホダカの転移した異世界に関する説明を挟みます。


 <ホダカが転移した異世界での魔導について>

 魔導は魔法みたいな物です。魔導はオールという生命エネルギーの波動を、

自然エネルギーなどに変換して放ちます。魔導自体の研究はこの世界では、まだ活発ではないようで、剣や斧が戦闘のメインの世界だから、魔導を中級まで使えるだけで、この世界ではかなり重宝されるみたいです。

 頭の中でイメージ力をどのくらい広げられるかで、魔導を自由自在に出来るというところまでは分かっているようです。優秀な魔導士は、魔導を使う時のイメージ力が凄いらしいです。


 <火炎魔導について>

 カエナ:初級火炎魔導

これを唱えるとボウっと人差し指から小さな火の玉が出ます。魔導士の力量によって火力が変わることもありますが、通常は、ライターで火を付けれるかどうか程度の火力しかありません。あまり実用的ではないから、戦闘でも、日常生活の中でも出てくることはあまりないらしいです。ただ、遊びで唱えたら絶対にダメということを教えられるらしいです。火力の調整はとても難しく、火が燃え広がるととっても危険だからとのことです。


 カエナルン:中級火炎魔導

一番、実用的な火炎魔導です。敵を攻撃したりすることから、調理まで、用途が幅広いらしいです。手のひらから、炎が火炎放射器のように、ボワッとでるようです。通常は片手で炎を出すけど、両手で出すと威力があがるようです。オールの消費も少なく、火炎魔導士のメインウエポンらしいです。


 デクラ・カエナルン:上級火炎魔導

火炎魔導の最上級魔導です。デクラとは、この世界では最大という意味らしいです。使える人は、ほんの一握りとのことで、ちなみにジャスティナは、子供の頃から使えたらしいです。オールを大量に消費するため、ここぞという時にしか使わないようです。


 <モンスターについて>

 グリナリー・ラクーン

 熊とも狸とも狐とも言えない獣で、成獣は、人の倍くらいの大きさらしいです。

お腹が空いているときは、狂暴だけど、普段は、比較的おとなしい獣とのことです。火に対する耐性が強く、斧や氷魔導で戦うと倒しやすいようです。群れで行動する場合も、はぐれて行動する場合もあるようです。

 獲物を探している群れに出くわすと命がないと思った方がいいとのことです。

 グリナリー・ラクーンの横隔膜は柔らかくて、油がのっているから、この上なく美味しいようです。そのため、グリナリー・ラクーンは冒険者達の貴重なたんぱく源となっているようです。

 尻尾部は油分が多く、食べるには油っこすぎるようですが、粘度が武器の手入れに最適であったり、他の事にも活用できたりとするようです。


 <食べ物について>

 ハート・リーフ

 ずばりジャガイモと言えるようです。この世界では、鑑賞用のツタみたいな扱いらしく、誰も食べようとしてこなかったようです。


 レモ

 この世界では、ホダカが元々いた世界のイチョウの木のような割合で沢山生えているようです。実が酸っぱいレモンの様な味がして、この世界の人の貴重なビタミンCの源となっているようです。

 この世界では、ビタミンCはとても貴重らしく、入っている食材は少ないようで、レモの汁は醤油みたいに色々な調味料に溶け込んでおり、なんとかビタミンC不足にならずに、この世界は成り立っているとのことです。

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