第240話
「他にも私達の知らない奉仕活動があるかも知れませんし、一度ギルドで受付のお姉さんにお話聞いた方がいいですよ?」
私が奉仕活動をどうするか考えていたら、ミヤマさんからの助言があったわ。確かにここで考えるより受付で聞いた方が確実よね。
「そうだよ、メグちゃん。受付なら相談に乗ってくれると思うよ」
エミリーさんもそう言ってるし、相談した方がいいわよね?
「そうですね。相談してみます」
問題はいつ相談するかよね…受付が忙しく無い時に合わせて、私も時間を作らなきゃ。
「はい、部屋に入りますよ〜」
養殖再開か…奉仕活動の事はよく分からないし、これ以上考えても無駄よね。
ここで考えるのはこれくらいにして、養殖を頑張らなきゃ…私は何もしないけど。
「メグちゃん、新しい生活魔法は覚えた?」
奉仕活動の次は生活魔法の話ね!でも…
「昨日は触手の練習をしてて、生活魔法の練習はして無いんです」
だからライトとダーク、クリーンを覚えてからは増えて無いんです。
「そっか、触手の指導は後二回しか無いし、そっちが優先だよね」
そうなの!頑張らないと指導期間の間に出来る様になるか分からないんだもん!
「結界内の魔力の濃度を薄くする練習をしたんですか?」
ミヤマさん、そうなんです!今の課題はそれですから。
「そうです。少しですけど薄く出来ました」
練習のお陰で、少しは進歩したんですよ。
「それは素晴らしい!今日の午後も頑張りましょうね。この時間もその練習が出来ると良かったのですが…あの練習は移動しながらするには不向きです。
この時間は諦めて、エミリーに生活魔法のお手本を見せて貰ってください」
確かに…歩き回りながら身体から離れた触手を維持するのは私には無理そうだもんね。
「スリープはここじゃ無い方がいいし、ディグは石の床だと掘りづらいから…ファイヤー、ウォーター、ウィンドだね」
三つの生活魔法か…エミリーさん、お手本をお願いします。
「本日はこれまで、解散しますよ」
エミリーさんに生活魔法のお手本を見せて貰ってるうちに、今日の養殖が終わったわ。
たくさんレベルが上がったけど、何匹のワイバーンを倒したんだろう?50匹も倒したの!凄いわね…
「メグちゃん、また後でね」
はい、また後で…って、二人はギルドに戻らないのね。
二人で残って何をしてるのかは気になるけど深く追求しないわ。私も大人だしね。
二人の事はほっといて、私はギルドに戻ってケイトと合流ね。早く宿に戻ってお昼にしましょう。
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