第103話
「あそこに魔牛が見えますね。メグさん、いけそうですか?」
やっといたわね!このまま雑談で終わるかと思ったわよ!
「いけます!…カレンさん、何か注意する事はありますか?」
初めての相手だもの、貰えるアドバイスは貰っておいた方がいいわよね。
「魔豚より大きくてスピードも出るのに、突進してくる最中でも少し曲がったりします。
慣れるまでは魔豚よりも大きく避ける様にした方がいいですね
それと、後ろから近寄るときは蹴り上げてくる事があるんで気をつけてください」
魔豚より間合いが広いって思っておいた方がいいのね。それと後方注意か。
「分かりました…行きます!」
初めての相手で緊張するけど、頑張るわ!
「メグちゃん、頑張って!」
エミリーさん、応援ありがとうございます。
「ブモォォーーゥ」
魔牛に近づくと、やっぱり突進して来るのね。反応するのが魔豚よりも早いけど、25mくらいかしら?
初見だからあまり距離は詰めずに、ここで待って…
「えいっ!」
大きく避けながら切る!…手応えはあるわね!魔豚より強くてもダメージは通る!
「ブモウゥッ」
向きを変えてまた突進して来た…
「倒すまで切るわよ!…えいっ!」
ダメージが通るなら、倒すのに必要な攻撃回数は増えたとしても必ず倒せる!
倒すまで何度だって切ってやるわ!
後ろから近づく時は蹴られない様に気をつけるのよね?真後ろを避けて少し斜めから近づいて…
「もう一度!!…やった!倒せました!」
これで決まらないならまた距離を取って…そう思ってたんだけど…良かった、三回の攻撃で倒せたわね。
「いいんじゃないですか?魔豚より極端に苦戦するなんて事は無さそうですね」
「はい!これなら大丈夫そうです!」
そうね、距離感が少し変わるけど、これなら対応できるわ!
「魔牛が大丈夫そうなら積極的に狩りに行きますか?それともスローペースのままで行きますか?」
魔牛を倒すのも時間が掛かるだけでそれほど難しくは無いか…
「ん〜、スローペースのままにします!」
だとしたら触手なら一撃で倒せるかも!やっぱり本番は午後ね!午前中はゆっくりのままにしましょう。
「スローペースですね、分かりました。では、進みましょうか」
はい、石柱目指して進みましょう!
その後ものんびりとした感じで歩き、たまに魔牛も倒してレベルも上がったりしながら進んでいると…
「カレンさん、あの石柱ですか?」
石柱が見えたわ。銀色の鎧を着けた人が側に居るけど、見張りの人かしら?
「そうです。登録だけしてしまいましょう」
あの石柱でいいみたいね。登録を済ませたら、残りの時間はのんびりレベル上げでもしましょう。
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