第8話危険地域スーダン

連日連夜の飲み会、食事会に連れ出され小間使いや運転手を強制され、「この付き合いが事業を成長させるんや!」と、酒に溺れ自信過剰の社長をいつか殺してやろうと計画を練っていたが、毎日飲み屋の女に恰好を付け続け、経営が行き詰まって挙句の果てには極道事務所からの借金を踏み倒して逃げてしまったから極道事務所から追われる身となった。シノビのカムイの様には恰好良くもなく。

「死ねば? イヤ、殺してやる!」私だけではなく誰もがそう思っていただろう。

  ケチな山梨の社長と余り変らない匂いがプンプンしているセグメントのミリタリーレディは彼女の話を聴く気にはならない通り一遍の切り出しから締め括りまでアンチョコだった。

 私がワザとグズグズしている内に移動命令が出たエブリンはアフリカ大陸のスーダンへ強制連行されたそうだ。


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