第7話用意周到エブリン・デイビッド
愛していると言いながらも投資の話しを着々と進めるエブリン・デイビッド。
一流の銀行化家だと言う人物を紹介してくれた・・・。
バカ正直に答えた刹那に子笑いの熟女が「そんな仕事してんと若いねんからまだ他に仕事あるやろう?」舐められてはイカン! と思い机を蹴って、「ジャかましいわい!」
「20万円を返してから言わんかい!」バーン!安物のデスクがべベコベコの鉄板の音を響かせて、「分かった大声出さんといて、お願いしますわお金があったら当に返してるわ、ホンマに無いんですわ、折角来てもらって悪いけど今日は帰って下さい。」
ホッとしたが拝むように両手を翳した熟女の顔を見たとき隙間風が心に素通りした。
仕方なさそうに権象に電話をかけ、「金ないから返されへん言うてます。」ホッとした気分だったが権象は困っていただろう。
私は山梨平吉(ヤマナシヘイキチ)という半グレのヘナチョコオヤジが社長をする中古車店のマイカセンターヤマナシに勤めていた。
二日酔いの顔面が鬼瓦厳象(オニガワラゴンゾウ)を彷彿とさせたから厳象(ゴンゾー)と呼んでいた。
「中古車屋として独立するんならウチへ来い! 独立の勉強をさせたる!」
そして2年が経ち3年が経っ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます