シオンモールの都市伝説

不可逆性FIG

【都市伝説】爆張の新駅誕生の不可解さとは!?


 はいどうも皆さんこんにちはー! 今回もご視聴ありがとうございます! このチャンネルでは、巷で囁かれている怪しいウワサ・ミステリー・都市伝説など広く発信していくものとなっておりまーす。

 今回、皆さんと一緒に深掘りしていくのはこちら。


「都市伝説、爆張ばくはりの新駅誕生の不可解さとは!?」


 ……ということでね、関東に住んでる人はもちろん、それ以外の地域に住んでる人だって場所は知らなくても一度くらい名前は聞いたことありますよね。夏フェスとか、カウントダウンのライブとか、だいたいあそこじゃないですか。そうです、爆張ネッセです! 海外アーティストとか来日しても大概、ネッセとか東京の辺りだけでしか公演しないですもんね。わかりますよ、関西にも来てくれよ、九州にも来てくれよって何度思ったことか……! 悔しいよな、みんなぁ!!

 ──まあ、それはちょっと置いとくとして、それくらいたくさんのライブやらイベントやらで重要となってる場所なんです、爆張。一応、場所の説明を少しだけすると干葉かんば県・干葉かんば市の湾になってる海沿いの地域なんですね。鯨葉線げいようせんだけで都心にも行けるというアクセスの良さも強みですよね。

 あ、ちなみにこれ案件じゃないですよ? ていうか、逆にこんな怪しいチャンネルに案件なんか来るわけないですし、あははは! でも、案件はいつでも待ってまーす!


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 その爆張に新しく駅が出来たって知ってますか? 今までは海瀕爆張かいひんばくはり駅というところから、ネッセとか球場とか行ってたんです。あとは……そうシオンモールもですよね。ただ、あそこはかなり距離あってバスじゃないとかなりキツいです。これはマジで。

 そしてこの度、そのシオンモールの真ん前に新駅が開業しましたー! ということなんですよ。これね、ビックリするくらい真ん前ですよ。僕も数回、現地に行きましたけど、駅降りたらドカーンと巨大なシオンモール爆張真都心ばくはりしんとしんですからね!?

 その新駅の名称は【爆張豊砂ばくはりとよすな】でして、これによって交通の便けっこう良くなったらしいです。皆さん、爆張豊砂ですよ。これ今回のテーマですからね、爆張豊砂。名前、覚えておいてくださいね。

 

 んで、ここから本題ですよ。その新駅、なんか不自然じゃないですかってことなんですね。

 あくまで都市伝説として話をさせてもらいますけど、あそこのシオンモールの地下には巨大な、あるいはそれに近い政府系のがある! っていうことらしいんです。

 昔はニュータウン作るぞー! みたいな感じで動いてたらしくて、それが頓挫した空き地にシオンモールが建ったんですって。普通、ニュータウンって行政が率先して、何が何でも作るみたいな雰囲気ありません? たまによく失敗してゴーストタウンになりました、みたいな笑えない笑い話もありますけども。

 シオンモールが開業して、必要になったから駅まで作って……これずいぶん意図的な匂いしてきませんか?

 これね、裏付けるような情報がありまして、ちょっと名前は諸事情で伏せさせて頂きますけど、とある会合で政治関係者と偶然知り合ったときに訊いたんですよ。笑い話、眉唾モノですよねーみたいな雰囲気で、その爆張の極秘施設についてを。

 そしたら、その人、話を否定しないんですよ。もちろん肯定もしなかったですけどね。ただ「よく調べているね、君ならそこまで国主導で条件を揃えた場所で何を作り、何を守る?」と、こんなような不思議なことを言い残したんです。察してくれよって言ったようなもんですわ、ねえ?


***


 じゃあ、その人に僕が喋ったこと、調べたことって何なのってことなんですが、それをここでお伝えさせていただきますね。この動画が短期間で消えたら、皆さんも察してくださいね!

 ──まず初めに、日本って昔から土地の運気をすごく気にして大きな建造物を建てますよね。鬼門に当たる場所に神社や寺院があったり、その逆の裏鬼門なんかもありますよね。これってね、風水とか陰陽道で言うところの北東の方角なんです。ちなみに裏鬼門は反対の南西ですね。では、ここで干葉かんば市の地図をGoogleマップで見てみましょうか。

 ……はい、ドン! 湾に沿って斜めにシオンモールが建てられていて、その右上、北東にあるのはなんですか? そうですよね、爆張豊砂駅です。

 鬼門というのは忌むべきものじゃなくて一説では神的存在が通る道という意味もあるそうで、人の往来と共に運気を運んでくる役割も兼ねてそうですよね。その逆の左下、南西にはネッセ駐車場と海が広がってます。通る道すら無いので運気は出ていかず留まってくれる、そんな風にも考えられませんか。


 立地的に偶然では? って思う人もいますよね、当たり前だと思います。

 でも、陰陽道って複雑なんですよ。陰陽五行説という、十干じっかん十二支じゅうにしを組み合わせた六十干支ろくじっかんしと呼ばれるものがあってカレンダーとかに記載されてるの覚えてませんか、庚午かのえうまとか壬寅みずのえとらとか……。つまり、方角と六十干支を当てはめると、鬼門の北東にいる動物って丑寅うしとらなんですね。

 ここで僕が現地で撮った写真を見てほしいんです。

 ──はい、壁ですね。これね、シオンモールのあるひとつの棟に描かれてるポップなアートなんですよ。豊砂駅を降りてほぼ目の前に、これがバーンと描かれてるんです。たくさんの動物が描かれてますけど、明らかに牛と虎の可愛いキャラが目立ってますよね。ちなみにこの棟はペット用品専門のエリアになってます。

 ついでに言うと、南西には爆張ネッセに続く車道があってそっちに行く人用の歩道橋が架かってるんです。その写真も撮ってきました。 ──これわかりますよね。歩道橋入り口の柱に羊と猿のキャラが彫刻されてますよね。もう言わなくてわかると思うんですが、裏鬼門の動物って未申ひつじさるなんですよ。ここまであからさまだと面白いですよね!


 で、その歩道橋からシオンモールを撮った一枚がこちら。

 ──いやあ、巨大! 左側にコスタコも見えますね。でも、真ん前に芝生の空き地が広々とあるの気付きます? これ豊砂広場と言って、バーベキューとか多目的に使用できる場所らしいんです。 

 変だと思いませんか? どうしてこの広場を取り囲むかのように、大きくて高い建物が城壁のように建てられているんでしょうね? あれえ、不思議だなあ! どうしてかなあ!? ……そんなふうに考えても仕方ないと思いますよ、実際。


***


 これは、補足の部分になるんですけど、豊砂って元々この地域の地名なんです。でも、歴史を遡ってみるとこれがまた面白いんですよ。神代文字で書かれたというタチバナ文書もんじょに【とよすな】の記載があるんですよね。もちろん漢字は後付でしょう。で、どうやらアナグラムになってるようで、日本人にとって発音しやすいように昔の偉い人が変えたらしく、元々は古代ヘツライ語で【ヨナトゥス】って単語だったみたいですね。これ、意味としては「海」あるいは「とても長い時間」と訳されるそうです。

 で、もっと不思議なのが「ばくはりよなとす」って、そのまま古代ヘツライ語として言葉が通じることなんですよね。無理やりローマ字で表記すると【Va-Kkhali-Jonnathuss】になり、直訳すると「とても長い時間、包むゆりかご」っていう意味になるとか……。

 日ユ同祖論とか色々な説ありますけど、これどうなんでしょうね。あまりにも偶然の産物が多すぎませんか。


 僕はね、この豊砂広場の真下に何かしら一般人にはと思うんです! あるいは、爆張豊砂ばくはりとよすなからシオンモールの一帯に渡って何かが地下に存在している……。

 凪田なぎた空港と姐田あねだ空港との直線距離も、ちょうど中間付近ですしね。面白い偶然が積み重なってる場所ですよねえ。皆さんもシオンモール爆張真都心でショッピングする際には、色んなところに注目してみるのも良いんじゃないでしょうか!


***


 ということで、今回のテーマ「都市伝説、爆張ばくはりの新駅誕生の不可解さとは!?」いかがだったでしょうか。まだまだ裏付けが不十分で調べ足りないこともあるので、何か判明次第、第二弾の動画も投稿する予定ですので、お楽しみに!


 ではでは、この動画が面白ければ、グッドボタン・チャンネル登録にベルマークの通知もオンにして頂けると嬉しいです。また次の動画でお会いしましょう!

 バイバイ!!


〈了〉


※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・史実などとは一切関係ありません。

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