泥棒猫
如月六花
冬の夜
おお寒い、今夜は矢鱈と冷えると思ったら雪が降ってきたじゃあ有りませんか。
全く
これでは
馴染みの家の庭で「なぁん」と一鳴きすりゃあ、そこの家の婆さんが皿にチョイと飯を盛り、そこに煮干しの幾らかを載せて戸口から出て来た。
こうなりゃしめたもんだ。
雪の中で寒さに凍えず、おまんまにもありつけるって寸法さ。
おまんまで腹を満たして、炬燵に入って
そしてそれに関わった女の事よ……
あれはまだ
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