第33話クリスマス、イルミネーション

今日は12月の25日、世界的には、キリストの誕生日、日本的には恋人の日。

去年までの俺は、日本式のクリスマスに、置いてけぼりを、食らっていた、だが今年は違う、何故なら彼女が出来て、晴れて俺も日本式の仲間入りだ、ハハハー。

と言う理由で今日は、由衣とイルミネーションを見に行くのだ。

今は由衣が来るまでに、身じたくを整えようと必死だ。

そして、そんな必死な身じたくが、丁度終わるくらいに、インタホンが鳴った。

(ベストタイミング、由衣さん)


(それは、良かった)

何時もの由衣と違い、髪を後ろで結び、白いコートを来ていた。

(めちゃくちゃ、似合ってる)

(あたり前じゃない)

由衣は褒めるのが、あたり前のような口調だ。

(行きましょう)

それに対して、ツッコミすらさせない、流石女王様だ。

(そうだな)


二人で駅までの道を歩いて居ると、空から、白い物が、降って来た。

(雪だな)


(本当だ)


(こりゃ、見事なホワイトクリスマスだな)


(そうね)

そんな会話をしながら、駅に付くと、髪から肩まで、真白になっていた。

駅から電車に乗って約5分、俺たちの高校の最寄り駅に付いた。

、ここからは海の見える電車に、乗り換えて、島の方に向かう。

乗り換えの為に、海の見える電車の駅に行くと、やはり何時にも増して、混んで居た。

勿論電車が来ても、座れなかったが、何とか由衣1人を座らせられた。

そうして電車は、人を缶詰状況にして出発した。

どれくらいだろうか、そんな感覚も無くなるくらいに、缶詰状況の人達は、目的の島の駅に付いてドアが開けられると、一斉に降りて行って、俺たちもその流で、外に出た。

外に出ると、さっきの缶詰状況が嘘のように、サクサク前に進めて、無事に通まで出れた。

(いや~死ぬかと、思ったは)


(そうね)

由衣と話しながら、辺りを眺めて居ると、通も綺麗に飾り付けらて居た。

(綺麗ね)

それを眺めて居る由衣は、心無しかすごく、楽しそうだった。

そんな由衣を片方に見ながら、通を抜けと、島に渡る橋付いた。

(真二行きましょう)

由衣の後に、付いてくようにして、橋を渡りきる。

そこからさらに、長い階段とエスカレータを使って、目的のイルミネーションに付いた。

(いや~由衣さん、付きましたな)


(そうね)


(さーて巡りますか)


(そうね)

そお言いうと、由衣は手を差し出して来た。

(由衣さん?)

とぼけて居ると。

(こうよ)

と言って、手を繋いで来た。

(本当に、鈍くさいわね)


(すいません)


(行きましょう)

そう言って、由衣は俺の手を引いて、楽しそうに、イルミネーションを見て回る。

その色々な光の中を、楽しそうに歩く由衣の姿は、まるで妖精か何か見たいに見えた。

しかしそんな妖精も、はしゃぎ過ぎたのか、帰りの電車では、静かに寝てしまっていた。








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